この前、CDショップで一枚のシングルを見つけて思わず購入してしまいました。販売を自粛していたはずの、PE’Z演奏による「大地讃頌」です。これだけ時が経った後で新品が売られていたということは、その後佐藤眞氏との間で和解したのでしょうか。それならそれで良いことだと思うんですが。
他には、ポルノグラフィティのベスト版「PORNO GRAFFITTI BEST RED’S」と「PORNO GRAFFITTI BEST BLUE’S」を中古で買いました。彼らの曲は結構聴きますが、この売り方にはかつてのMr.Childrenのベスト版並みの姑息さを感じて、絶対新品は買わないぞ!…と思っていたところです。このベスト版からはとことんポップな色調を感じて、やっぱりそれが彼らの持ち味かな?と思います。それを「安易だ」と言う人もいたりしますが、「わかりやすい曲を作る」というのは意外に難しいことで、そこを評価するべきでしょう。ベスト版ではないアルバムを通して聞くと、意外にアクの強い曲もありますよね。一見売れ筋に乗っているだけのように見えて、実はしたたかな奴らかも?と思っています。
土曜日・28日に、ナゴヤドームで行われたプロ野球・中日ドラゴンズ対横浜ベイスターズの一戦を見に行ってきました。もともとは、浜松市営球場で行われるはずだった試合が中止となってしまい(今から振り返るとあの日は試合ができた気がするんですが)、そのときに行くはずだった面々とナゴヤドーム行きの計画を立てたわけです。この日程は1ヶ月以上前から決めていましたが、幸いドラゴンズは今日までペナントレースの首位を走り続けています。モチベーションは下がらずに済みました。
私自身にとってはナゴヤドームは4年ぶりになります。あのときはたまたま手元に回ってきた券で、豪華な特別席での観覧でしたが、今回は外野自由席を購入。スタンドで熱気を感じながらの観戦ということで楽しみにしていました。それにしても、2回目に来るまでずいぶん時間が経ってしまいましたね。
今回の観戦ツアーは4人で出かけることになりました。この人数なら、鉄道で行くよりも車の方が安上がりになりますから、例によって私の車で出発しました。東名高速を軽く飛ばして、名古屋ICから10km弱走ればナゴヤドームに到着です。今回はドームの駐車場の前売券も確保してありましたから、到着してから迷ったり気を遣ったりすることはありませんでした。確かに周辺の駐車場の方が料金が安いんでしょうけど、あまり土地勘のない場所でぐるぐる回るのはいくらカーナビがあるとは言え疲れますから、この方がいいと思います。頭割りすれば金額も大した差にはなりませんし。
到着したのは午後4時頃。当日の開場は3時半でしたから、外野自由席もすでに下段は満席。上段のいわゆる5階席もほとんど埋まっている状態でしたが、走り回って何とか二人分ずつの座席を確保しました。ドラゴンズ応援団のいるライト側ではなくレフト側なら空席も結構あったようなんですけどね。それでもやっぱり味方の側に座りたいものです。
「5階席」の名前はナゴヤドームをビルとして見ると5階の高さになることからなんですが、ほぼ地表面のグラウンドは見ての通り遙か下になります。全体の見晴らしは良いんですが、すぐ真下のライトフェンス際が見えません。そのせいで結構大事なプレーが見えないかも…となるわけですが、実際は下段の客席でもグラウンドの一番近いところは見えない場所なんですよね。フェンスの高さは4.8mもありますし、観客席との間にも一段クッションの壁があります。これは、ホームランが当たったときに衝撃を吸収して、ボールがグラウンドに戻らないようにするためのものなのだとか。いろいろ考えて作られているんですね。
売店でユニフォームのレプリカを買いました。結構見た目の本格的なものが5,000円も出さずに買えてしまうのは嬉しいところです。応援用のバット(叩いて音を出すヤツですね)も買いました。野球帽とグラブは家から持って行きました。準備万端です。グラブは5階席では出番がないかな…と座席の下に置いてあったんですが、選手がグラウンドから投げるサインボールも5階席まで届くんですね。さすがプロです。
試合は、ベイスターズに先行される苦しい展開。ドラゴンズも追い上げはしたものの、だんだん敗色濃厚になってきました。すると、スタンドの最前列にこんなプラカードを持った人たちが並び始めました。「物を投げないでください」。負け試合に腹を立てて、応援に使ったメガホンやバットなんかをグラウンドに向けて投げて帰ってしまう人もいる訳です。もちろん投げないのが当たり前のこと。でも、スタンドには酔っぱらいも結構多いので、自制心が働かなくなるのかも知れません。だいたい、5階席から物を投げたら2階席の人に当たってしまうかも知れないんですよね。本当に危ないです。
結局試合は3対2でベイスターズの勝ち。どうも最近試合を見に来るとドラゴンズが負ける…という流れが断ち切れません。4年前のナゴヤドームでは勝ってくれたんですけどね。私が見に来たせいで負けるなら見に来るのは止めた方がいいんだろうか?…とか思ってしまうわけですが、そんな些細なことで勝敗が決まるはずがありません。それは単なる自意識過剰。是非またナゴヤドームに足を運んで、今度はドラゴンズが勝つところを見たいものです。
結果はともかく、この日の試合で一番驚いたのは、日本代表としてオリンピックに出場し、前日に帰ってきたばかりの福留選手と岩瀬投手が二人とも出場したこと。彼らからすれば日本代表よりもこちらが本業…と思っているのでしょうね。頼もしい主力が帰ってきました。まあ、各球団から2名ずつ日本代表に選ばれていたのですから、条件に差があるわけではないんですが。
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