大改造の前に
前回、無線LAN機能の本体内蔵に踏み切ることを決意した私。しかし、その前にどうしても済ませておきたいことがありました。それが、今回のタイトルでもあるレッツノートクリニック。これは、マイレッツ倶楽部でレッツノートを購入し、3年保証の登録をしたユーザーが、購入から1年経過した後に神戸工場でメンテナンスサービスを受けられるというものです。
送料実費負担のみで、内部も含めて全体の清掃、動作のチェック、さらには本来有償のパーツであるパームレストの交換もしてもらえます。CF-R2の場合は、これに加えて液晶サイドのパーツを別の色に交換してもらうことも可能。さらに、有償にはなりますが天板の色の交換までオーダーできます。私にとっては、メンテナンス自体よりもむしろ色交換の方が魅力かも知れません。特に、カラー天板は購入時に迷った末にあきらめた経緯もありましたから。
なぜ先に済ませておきたいか?…さすがにそこまで派手に改造したものを診てもらうのも気が引けますからね。ハードディスクを換装した程度ならちゃんと修理してくれた実績があるんですが、本来装着されていないはずのパーツが追加されているというのは問題になるかも?と思ったわけです。まあ、そこにこだわり始めると一度バラした時点で明らかに想定外の使用方法になるので問題なのでしょうけど。
待ち続けた2ヶ月
先ほど触れたとおり、レッツノートクリニックを受けられるのは購入から1年を経過した後ということになっています。私がCF-R2を注文したのは昨年の5月末、実際に届いたのは6月上旬でした。Webサイトでの案内によると「対象となるお客様にはメールを送らせていただきます」とのことだったので、5月になってからずっとメールを待っていたんですが、6月になっても、7月になっても何の連絡もなし。
どうしたんだろうなぁ…と思っていたら、7月20日になってようやくメールが届きました。メールのタイトルは「第5回レッツノートクリニックのご案内」。つまり、購入から1年を経過したユーザーに個別で対応してくれるわけではなく、定期的に集中してクリニックを行うわけですね。ちょっと考えてみれば至極もっともな話です。
申し込みは、メールに記載されていたURLからWebフォーム上での手続きとなりました。液晶サイドカバーと天板の色、そして引き取り希望日は第3希望まで書くようになっていました。引き取ってもらう日には在宅していなくてはなりませんから、なるべく早い日曜日にという希望を出しました。嬉しかったのは、天板の色に、販売時には他の色よりも先に売り切れて購入できなくなってしまったレッドの選択肢があったこと。赤は大好きな色ですからね。これを第1希望に据えました。
26日に神戸のカスタマーセンターからメールの返信があり、すべて第1希望の「引き取り日8月1日、液晶サイドは迷彩グレーのまま変更なし、天板はレッド」ということになりました。ここでウイルスチェックの希望も聞かれましたが、「不要」と回答しておきました。普段からセキュリティ関連はこまめにチェックしてますからね。また、私のところに戻ってくるのは8月4日の予定だとか。3日で戻ってくるとは、超特急の対応です。昔からPanasonicさんの修理対応はそうでしたが。
3泊4日のクリニック
8月1日の朝に、宅配便業者の方がCF-R2を引き取りに来ました。液晶ディスプレイを修理に出したときみたいに箱を受け取って自分で梱包するのかと思っていたのですが、実際にはもっと簡単。業者の方がCF-R2を箱に入れてあっという間に梱包してしまいました。どうも特殊な加工のされた箱のようです。
翌日・8月2日の夕方に、神戸のカスタマーセンターから留守電が入っていました。3日の朝にまた電話をもらい、こちらから折り返し電話したら、カスタマーセンターの方が神戸テイストにあふれた語り口で受け答えしてくれました。「キーボードに液体をこぼしたような跡がありますが、交換しておきますか?」とのこと。液体といえば心当たりはいくつかありましたから、キーボードの部品価格が5,150円(税抜)とそれほど高くはなかったこともあり、交換してもらうことにしました。
カスタマーセンターの方によると、「キーボードを替えれば後は最終チェックだけなので、明日にはお手元にお届けできると思います」とのこと。その言葉通り、4日の夕方にCF-R2は代金引換の宅配便で私の手元に戻ってきました。予定通りの3泊4日でした。Panasonic自慢の「Made in 神戸」の生産体制と、確実な翌日配達を実現した宅配便の連携による早業ですね。ちなみに支払いの内訳は↓こんな感じでした。
内訳 | 金額(税込) |
---|---|
天板(レッド) | 7,875 |
キーボード | 5,407 |
運送費 | 3,360 |
計 | 16,642 |
本当に世界に1台…かも
届けられた箱は一見何の変哲もない段ボール箱でしたが、開けてみるとビニールシートをピンと張った枠の間にCF-R2が挟まれています。これは、パソコンなど精密機器の梱包のために開発された日本通運の「パソコンポ」というシステムだそうです。1日にCF-R2が放り込まれた(と言うほど乱暴ではありませんでしたが)箱もこれだったようです。
レッドの天板は、自動車の塗装のような光沢のある見事なまでの真っ赤。これまで通りの迷彩グレーの液晶サイドとの組み合わせもいい感じです。
…まあ、交換前にShadeでシミュレーションはしてみたんですが。この配色は、マイレッツ倶楽部でのBTOでは絶対に選択できない組み合わせでした。これまでよりさらにレア度が上がった気がして、なんだか嬉しくなってしまいます…もはや完全に自己満足の世界ですねぇ。
ただ、困っているのがシルバーの天板よりも手あかが格段に目立つようになったこと。こまめに天板の汚れを拭き取って使うようになりました。まあ、これも自分が好きで選んだものなので全然苦にはしていないんですけどね。それどころか、汚れやすいものを磨くことで逆に愛着を生んだりしますから不思議です。ピアノ調の光沢塗装仕上げで、クリーニングクロスを同梱したノートパソコンも市販されていましたよね。
コメントを残す