プロ野球では昨日・26日からオープン戦が始まり、リーグ戦開幕に向けての準備が進んでいます。新球団の楽天イーグルスは、初の「対外試合」であの読売ジャイアンツと対戦して勝ってしまいました。結成当時は「100敗するんじゃないか」などと言われたイーグルスですが、ジャイアンツより強いのかどうかはともかく、まともに試合ができるようには仕上がってきたようです。先発投手陣も頭数はそろっていますし、洒落抜きで合併したオリックスバファローズを上回るかも。
リーグ2連覇と悲願の日本一を目指す我らが中日ドラゴンズは、昨日の試合は雨で中止でしたが、今日は初戦を勝利で飾りました。ドラゴンズに限らず、今年の春季キャンプは雨にたたられたチームが多かったですね。広いグランドが使えずに、不完全燃焼の選手たち、監督たちが多いのではないでしょうか。特に、実戦形式の練習が行えないのは痛手です。本拠地に戻りさえすれば、半数の球団は屋根の下で試合を行えるんですが。
ドラゴンズでは、長年の課題であった長打力を強化するべく、横浜ベイスターズから2年連続本塁打王のタイロン・ウッズ選手を獲得しました。もちろん期待はしていますが、不安なことが3つあります。まず、ナゴヤドームが横浜スタジアムより広いこと。次に、昨年の横浜スタジアムは「飛ぶボール」を使っていたのに対して、今年のナゴヤドームは「飛ばないボール」であること(そもそも球場ごとにボールが違っていたのが変な話ですが)。そして何より、彼が在籍した2年間ベイスターズのリーグ戦順位は何位でしたか?…心配は募るばかりです。まあ、ファンというのは心配性なものですが。
様々なメディアでキャンプの状況は日々伝えられていましたが、おもしろいのはチームによって伝えられ方がずいぶん違うこと。まず、大きく分けると選手の様子がよく伝えられるチームと監督の様子がよく伝えられるチームがあります。ドラゴンズの場合は間違いなく後者なんですが、裏を返すと選手たちの注目度が監督にかなわないわけで、これは困った事態です。ドラゴンズにも注目に値する選手はたくさんいるんですが、自己主張が弱いのでしょうか。
選手の様子がよく伝えられるチームでも、出てくるのは特定の選手ばかりということがよくあります。たとえば、今日のドラゴンズのオープン戦の相手・北海道日本ハムファイターズは、「SHINJO」こと新庄剛志選手の露出度が突出しています…彼の場合、野球関係以外でもメディアへの露出度が高いわけですが。一見いい加減なようで、実は本業の野球を実にしっかりやっている男だと感じます。だからこそ他のことをいろいろしていても認められるのだと思うんですよね。少なくとも、現役選手である今は、すべてが野球選手としてのファンサービスの延長なのでしょう。
そのファイターズに入団した注目度満点の新人が、高校野球で大活躍したダルビッシュ有投手なんですが、彼はたばこを吸いながらパチスロを打っているところを写真週刊誌に撮られ、現在無期限の謹慎中です。18歳の彼にとって、喫煙は確実に法律違反。パチンコ屋については法的には一応大丈夫なんですが、それでもまだ身分は高校生ですから、白い目で見られるのは仕方ないところです。有名になって周囲からの目が厳しいことが自覚できてないんでしょうか。ただでさえ190cmを超える長身、彫りの深い端整な顔立ちの彼は目立つのに。
ダルビッシュ投手が入団したときに、「SHINJO選手と一緒にパフォーマンスをやりたい」と言ったところ、SHINJO選手が「まずは野球で活躍してから」と厳しい言葉を返したことが報道されていました。普段のSHINJO選手のイメージからすると意外だと思われた方も多いかと思いますが、私は新聞を読みながら一人で「うんうん」と頷いていた口ですね。きっと彼にとっては当たり前のことなのでしょう。もちろん、「まず活躍して、それから一緒にやろうぜ」という期待を込めたエールだったと思うんですが。
SHINJO選手はダルビッシュ投手に「みんなが見てるから、服装には注意しろよ」とも伝えたらしいですね。普段からファッションのことも大きく取り上げられる彼が言うから非常に説得力があるわけですが、実は問題は服装のことよりも「みんなが見てるから」の部分。服装だけでなく、すべての行動に注意を払わなくてはなりません。それが、誰もに注目されるスターの責任だと思うんですよね。些細なほころびも取り上げて蹴落とそうとする人もいますし、それを見て幻滅してしまう人もいます。本業の野球でがんばるのは当たり前。それだけではダメなんだ…という意味が裏にあったのではないかな?と思っています。
実は、私たち一般人についても程度の差こそあれ同じことがいえるんですよね。どこで誰が見ているかわかりません。気を抜かないように…とは言ってもなかなか実践できませんが。
高校からも停学処分を食らったダルビッシュ投手の今後の処遇はまだわかりませんが、彼にはもう「まずは野球で活躍して」は許されませんね。普段の言動から全てにおいて、スターらしくすることが求められます。「こうなったらとことんダーティーなイメージで突っ走るんだ」という考え方もあるのかもしれませんが、私はそれではもったいないと思います。
火曜日・22日でSSK Worldは開設から8周年を迎えました。この日を迎えるたびに思いますが、Webサイトが長期間続いていること自体にはあまり価値を感じません。しかし、数多くのWebサイトが更新に疲れて消えていく中、アクセス数を増やし続けながら、こまめな更新を続けてこられたことには自信を持ってもいいのかな?と思う今日この頃です。まあ、それでも基本はマイペースなんですが。
前にも触れたとおり、この日はiモードの誕生日でもあるのですが、この日にNTTドコモから発表されたのが「モバイルSuica」。非接触ICカード内蔵のFOMAをSuicaの代わりに使える「おサイフケータイ」の目玉サービスが、来年1月から始まります。この日に発表を設定するあたり、やっぱり「誕生日」にはこだわりがあるようですね。来年のこの日には何が出てくるか、今から楽しみです。…こんな時期から来年のことなんて「鬼が笑う」と言いますが。
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