今日は、最近のWeekly SSKで取り上げた話題の中で、その後フォローされていなかったものからいくつかまとめておこうかな?と思います。ちょうど冷蔵庫の中を引っかき回して古い食材を整理しているみたいな感覚でしょうか。書き残しておかないと、後で自分で読み返したときに思い出せずに困ってしまいそうですからね。
合併後の新しい市の名前として決まった「南セントレア市」が論議を呼んで、結論は住民投票にゆだねられた愛知県美浜町と南知多町の合併でしたが、ふたを開けてみると合併そのものに反対する住民が多く、結局合併の話自体がなくなってしまいました。結果的には名前が感情的なもつれを生んで失敗したような気がしますが、行政主導で進められてきた合併に対して住民がはっきりと意思表示した…というのが最大の意義だと思っています。
長野県でも、南セントレア市と同じように合併協議会が名前を決めた「中央アルプス市」で、住民投票の結果合併そのものが白紙に戻ったとか。国から小さな市町村への支援が薄くなっていく流れの中で、合併しないことを選択した市町村の将来はちょっと心配ですが、かな文字市名が氾濫して地元のアイデンティティーを失ってしまうよりはいいのかも知れません。
詩の盗作問題で芸能活動を自粛していた歌手・安倍なつみが2月から復帰しました。2ヶ月の「謹慎」期間が十分だったのか?という論議もあると思いますが、「引退も考えた」という彼女にとって、そんな強い風当たりの中でも再びステージに立って歌おうと決めたこと自体、十分に悩み抜いた上の決断だったはずです。がんばってほしいな…と思う私はやっぱり甘すぎるんでしょうか。
問題になった創作活動については封印するのだそうです。今回の件が与えた影響の大きさを考えれば仕方ないことだと思いますが、個人的にはなんだかもったいないような気がします。彼女独特の感性が表に出せれば結構面白いと思っていたんですが。
今シーズンからプロ野球パ・リーグに新規参入する楽天イーグルス。公式応援歌を歌うモーニング娘。がイーグルスの春季キャンプの応援に訪れたのがニュースになっていました。地元住民や報道陣が大騒ぎになるのは仕方ないとして、面白かったのは選手たちの反応。彼らの中にもかなり浮き足立っている選手が多かったようです。それも、若手よりむしろベテラン選手の方が大騒ぎだったみたいですね。気持ちはわからないでもないんですが、ちょっと笑っちゃいました。
モーニング娘。は、イーグルスの地元・仙台での最初の公式戦3連戦でも応援に駆けつけることが決まっているのだそうです。観客動員には少しは貢献しそうですが、肝心の選手たちが彼女たちに気を取られてしまい、平常心でプレーできないんじゃないの?と余計な心配をしてしまいます。
今年も2月に登場した日本語ワープロソフト、一太郎2005。発売される直前に特許問題で販売差し止め命令が出て、本当に発売されるのか心配されたわけですが、結果的には報道されることによる広告効果の方が大きかったような気がします。もちろん、効果の大きさでは最近のライブドアには到底かないませんが。
今回の特許問題に対処するために、ツールバー上のボタンアイコンを「?」の文字のみに修正するパッチがジャストシステムのWebサイトで公開されています。まだ裁判の結論が出ていない以上、気にしても仕方ないような気がします。機能が変更されるわけではありませんし。
もう一ヶ月以上前になりますが、2月2日に昨年公開された映画・「ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還」のスペシャル・エクステンデッド・エディションDVDが発売されました。映画館で上映されたものに大量の未公開シーン、膨大な特典映像を追加した4枚組・10,000円を超える「究極版」です。本編の長さはついに4時間を超えましたが、それでも間延びした印象は全然受けません。本当に良くできた作品です。
【DVD「ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還 スペシャル・エクステンデッド・エディション」】
特典映像の方は、あまりにもボリュームが多すぎてまだ全部を見るところまでは行けません。じっくり、ゆっくりと見ていこうかと思っています。ただ、最近他にもいろいろとやりたいこと、やらなくてはならないことが多くて、この「じっくり、ゆっくり」がなかなかできなかったりしますけどね。
最後に一つ近況報告をしておきましょう。「もっと映画館を好きになる年」、3月の1本目はいろいろ迷った末に「シャーク・テイル」を選んでみました。スティーブン・スピルバーグ氏のドリームワークスが制作した(彼が監督したわけではないんですが)アニメ映画ですね。全編3次元CGで制作…というのは今更取り立てて言うこともないくらい当たり前の技術になりましたが、新作が作られる度に進歩する映像の美しさには目を奪われます。
【DVD「シャーク・テイル スペシャル・エディション」】
もちろん、私が見たのはいつも通り字幕版。この作品では、登場するキャラクターたちが声の出演者たちを思いっきり意識してデザインされています。外見だけではなく、例えば主人公・オスカーの仕草や台詞がラップ・ミュージシャン状態なのも声を演じるウィル・スミスそのものです。こうした例は他の作品でも見られるわけですが、この作品では実に徹底しています。というよりも、俳優たちに魚の着ぐるみで演技させるわけにも行かないからCGでやってます…というくらいの印象を受けます。
実際に見ている側も、魚たちの演技を見ながらその後ろに俳優たちを見ているような感覚になります。俳優たちの声だけでの演技力、CG制作陣の動きの表現力ともに優れているからこその結果なのでしょうけど、裏を返すとこれだけ技術が進歩しても話し声だけはまだまだ人間の表現力に頼るしかないことを改めて認識できた気がします。
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