猛スピードで引っ越し
前回、私の手元に届いたCF-R4。その夜のうちに、まずはパーティションをシステム用(32GB)とデータ用(残りの約40GB)の2つに切り直して再セットアップしました。次に、Microsoft Office Professional 2003を手始めに各種ソフトウェアのインストールを進めました。次々にCD-ROMを放り込み、うとうとしながら待つ…という作業は深夜に及びました。さらに、ネットワーク経由でデータもCF-R4に送り込み、普段の環境の引っ越しをほぼ済ませました。
これまでだと、いきなり分解まではしなくても、まずはベンチマークソフトを走らせるなどして基礎体力チェックをするところなんですが、今回はそうも言っていられない事情がありました。というのも、翌日から1泊2日で出張の予定が入っていたんです。1日目に静岡県内で、2日目には関東で会議があり、家には戻らず直接移動することにしました。しかも、両方の会議で別のプレゼンテーションをしなくてはならない超強行軍。これにどうしてもCF-R4を持って行きたかったんです。
わざわざそんな無理をして持って行かなくても…という声が上がるのはごもっとも。しかし、あらゆる面でCF-R2からパワーアップしていることが確かな、外に持ち歩くために生まれたようなパソコンであるCF-R4を2日間も家で眠らせておく…というのは、新しもの好きの私の血が許さなかったんですよね。仕事で使うとなると、新機種ならではのトラブルがあっては困ってしまうわけですが、全くそんな心配はしていませんでした。今考え直すとかなり無謀でしたが。
好きなときに、好きなように使える
そんなわけで、CF-R4は我が家に着いた翌日にいきなりモバイルデビューとなりました。前の晩に睡眠不足だった分は行きの電車の中で少し取り返し、落ち着いたところでメール書きや事前にもらった資料のチェックをしました。膝の上に載せていると筐体が少し暖まってきますが、私にとっては許容範囲内です。最軽量モデルだったCF-R2よりも少しだけ重くなっているはずですが、これも全然気になりません。
会議場でのプレゼンテーションにも、CF-R4をバッテリー駆動のままで使いました。このときに便利なのが、アナログRGB15pinのディスプレイケーブルが直結できること。CF-R2のときには、専用の変換ケーブルが必要でしたからね。デュアルディスプレイとして動作するので、液晶プロジェクターにはスライドショーを、手元には原稿を映す…なんてこともできます。
1日目は日中ほとんど電源が入りっぱなしの状態でしたが、宿に着いたときのバッテリー残量はちょうど40%。余裕たっぷりのスタミナでした。夜のうちに充電を済ませ、2日目も鞄からACアダプターを出すことはなく仕事を済ませました。この調子なら、ACアダプターは鞄の奥底にありさえすれば十分そうです。日帰りなら自信を持って荷物から外せます。
CF-R2のときに、すでに「日帰りならバッテリーだけでも大丈夫かも」と思っていたわけですが、あのときは「好きなときに、好きなように使う」といいつつも、使いどころを考えながら無意識のうちに手加減していたような気がします。しかし、CF-R4なら手加減は無用。「大丈夫かも」から「かも」が取れました。バッテリー残量…というよりもバッテリーで運用していることを意識せずに使えるようになったと言えそうです。
「好きなときに、好きなように使える」というのがモバイルの本質だと思うんですが、レッツノートはこれに向かって着実に進歩していると感じます。軽量化、長時間駆動、丈夫な筐体…どれもこの本質に迫る重要なポイントですよね。
サプライはアキバで調達
帰り道に秋葉原に寄って、CF-R4のためにちょっと買い物をしてきました。一つめはインナーケース。CF-R2用に使っていたものは無理矢理詰め込んでいたせいでよれよれになってしまったので、新しいものを買うことにしました。サンワサプライのIN-SP10BKは、CF-R4が測ったようにぴったり収まる大きさ。低反発ウレタン製で安心感があります。
もう一つはキーボードカバー。CF-R2にはキーボードカバーは使っていなかったんですが、今回はこれまたサンワサプライのFA-NLETR3を使ってみることにしました。もともと白っぽいキーボードのせいか、カバーが掛けてあるのが全然目立ちません。キータッチも問題なし。あとはキーボードからの排熱の影響がどう出るか?なんですが、これについてはしばらく使ってみないとわかりませんね。
店頭販売品のCF-R3から型取りをしたのか、よく見るとキーボードには刻印されていないかな文字がうっすらと出ているところもありますが、細かいことは気にしないようにしましょう。本当によ~く見ないとわからないレベルですし。
秋葉原では、他にもちょっと面白い本を見つけたので買ってきました。我が家に残ったあの懸案課題が、どうやら簡単に解決できそうです。今回買ってきたものは、どれも浜松の店頭ではなかなか見つからないものばかり。TVドラマも始まった「電車男」のヒットで、ますますアニメ系の街のイメージが強くなった秋葉原ですが、まだまだ電気街としても幅広い品揃えが魅力です。
先週我が家に届いた新しいレッツノート・CF-R4を、無謀にも翌日から泊まりがけで連れ出した私。ようやく報告がまとまりました。それにしても、やっぱりモバイルしてこそのレッツノートだ…と強く感じましたね。
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