槇原敬之のカバーアルバム企画第2弾、「Listen To The Music 2」が、今日・28日に発売になりました。「生まれ変わった時にもまた聴きたい曲」というテーマで選ばれた12曲+1曲が収録されています。ちなみにこのプラス1曲は初回版限定。今年8月6日に広島でオーケストラをバックに歌われた「見上げてごらん夜の星を」のライブ録音です。
1998年に発売された第1弾「Listen To The Music」と比べると、一つ特徴的なのはエルトン・ジョンの「Your Song」など洋楽のカバーが入っていること。より幅広いところから選曲されています。宇多田ヒカルの「traveling」、美輪明宏の「ヨイトマケの唄」など、前作にも増してバラエティー豊かな曲が、見事なまでに槇原節に生まれ変わっています。
前作と今作の両方に楽曲が収録されているアーティストが3人います。小田和正(オフコース)、中島みゆき、矢野顕子。彼自身の楽曲を改めて思い出してみると、ものすご~く納得できる面々ですね。もしも私が「生まれ変わった時にもまた聴きたい曲」を選ぶとすれば、槇原敬之の作品は必ずその中に入ってくると思うんですが、彼にとっても、きっとそういう位置づけの先輩たちです。どの曲も気合いの入った歌声とアレンジで聴かせてくれます。
ところで、このアルバムの看板の一つに、彼の「デビュー15周年」というのがあります。考えてみると、10周年のときには彼は例の事件で執行猶予期間中だったんですよね。彼のことを語るとき、どうしても忘れることのできない経歴になってしまいますが、あのことを通り抜けてきたからこそ今の彼があるのは、きっと間違いありません。
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