カッコいい2台目

N900iとN504iS

ついに寿命?

FOMA N900i(写真左)を使い始めてから1年半を超えました。ボディに刻まれた傷も増えて、さすがに外見はかなりくたびれてきました。ただ、このくらい使っていると最初に目立ってくるはずのバッテリの劣化はまだ全然感じません。もしかすると、あのちょっと怪しい「お助けシート」の効果が持続しているのかも。

しかし、それ以上に疲れを感じていたのは、デュアルネットワーク用として使っていたmova N504iS(写真右)の方。振り返ってみると、当時は最先端だったこの端末を購入したのはもう3年近く前になります。山間地によく出かけるので、デュアルネットワークは実に重宝しているわけですが、さすがにこちらはバッテリの劣化が見逃せなくなってきました。もともと電波状況の悪い場所で使うことが多く、バッテリの持ちは悪いんですが、それでも待ち受けが1日持たない…という末期的な状況まで来ていました。

そして、最近になってついに電源が全く入らなくなってしまいました。最初はバッテリの寿命かな?と思ったんですが、ACアダプタを差しても電源が入りません。どうやら本体側にも何か問題が起こったようです。まあ、普段からかなり酷使していたわけですし、これだけ長期間使っていれば故障の一度や二度あっても不思議ではありませんよね。

ケータイの本体価格

「修理する」という選択肢もあるわけですが、せっかくなので新機種に交換してみようかな?と思い、近所のドコモショップに足を運びました。最近のmovaは、最新の機能を載せるよりも独特の個性を主張した機種が増えていて、これはこれで面白いですよね。しかも、技術的に十分枯れていることもあり、広告に出ている売値もお手頃。機種変更でも数千円でできる…と踏んでいました。

ところが、話はそう簡単ではありませんでした。デュアルネットワーク用に使っているmovaの場合、広告の「新規」「機種変更」などの価格は全然適用されず、安いものでも2万円程度からとかなり割高になります。movaの回線契約が伴っていない(デュアルネットワークはあくまでもFOMAの契約ですから)のがその理由のようです。裏を返すと、回線契約にはそれだけ大きなインセンティブが付いていることになります。考えてみれば、「新規0円」とかの方が異常ですよね。

premini-SとN900i

ちっちゃ~いケータイ

そんな中で、1機種だけ「デュアルネットワーク用に使うことを前提に5,000円」という端末があったので、これを買うことにしました。それが、このpremini-S(写真左)です。最大の特徴はその小ささ。折りたたまれた状態のN900iよりも二回りくらい小さく、重量も約67gしかありません。紫がかった明るめのブルーにイエローのアクセントという思いっきり派手なカラーリングが似合うのも、この小ささあってこそです。

お洒落なpremini-Sのパッケージ

このpremini-S、見ての通りデザインにはかなりのこだわりを見せていますが、これは本体だけにとどまりません。パッケージも正四角柱のプラスチック製で実にお洒落です。ホワイトパール調の塗装、ブルーメタリックのアクセントライン、控えめな水色の「premini-S」ロゴ…と、携帯電話と言うよりまるで化粧品か何かのパッケージのようです。

超縦長の取扱説明書

思わず笑ってしまったのが、このパッケージの中に納められている取扱説明書も、ごらんの通り極端な縦長形状になっていること。確かにデザインへのこだわりの一端ではあるのですが、さすがにこれはちょっと読みにくいですね。もうちょっと何か方法はなかったんでしょうか?

機能も使い勝手も問題ではない?

型番としては「SO213iS」ということで、機能面は実にシンプル。カメラは内蔵せず、iアプリも使えませんが、iモードメールのやりとりや情報サイトの閲覧は出来ます。デュアルネットワークは、あくまでもメインのFOMAではつながらない田舎でのサポートですから、通話とメールの読み書き、パソコンとの接続によるデータ通信が出来ればほとんど用が足りると思っています。premini-Sはこの最低要件をぎりぎりクリアしていることになります。ただ、画面も入力キーも小さく、操作感はお世辞にも良いとは言えません。

しかし、「小さくてカッコいい」というアクセサリ的満足感が得られることにかけては、最先端のFOMA端末が束になって挑んでもpremini-Sには及びません。いざというときのバックアップにしか過ぎないはずなのに、持ち歩きたくて仕方ない気分です。それも、ネックストラップで常に見せびらかしたいくらいですね。実際に何日間か意識的に持ち歩いているんですが、周りの人たちに見せると、やはりこの小ささにはびっくりするようです。自分が褒められているわけでもないのに、ついつい自慢げになってしまいます。

ちなみに、そのコンパクトさ故に、通話するときにはマイクと口がずいぶん離れてしまいますが、相手には十分に声が伝わっているようです。実用上の問題は全くありません。premini-Sは一応電話らしいデザインを残しているんですが、せっかくここまでやるのなら、ツーカー・TS41で採用されたような骨導音を利用するアプローチを取れば、電話の枠を外れたもっと面白いデザインができるのでは?と思ったりします。頬骨のあたりに触れておけば、スピーカーもマイクも大丈夫…という製品が作れるはずです。


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