ウィルコムの新製品・W-ZERO3が話題になっていますね。これは、OSにWindows Mobile(かつてのWindows CEですね)を採用した重さ約200gの情報端末で、ウィルコムのPHS機能を超小型モジュール化した「W-SIM」を内蔵できるスロットを持ち、無線LAN機能(IEEE802.11b)も内蔵しています。3.7型のVGA(640×480ピクセル)液晶の裏側に、いわゆるQWERTY配列の超小型キーボードが隠れている…というギミックも楽しいですね。日本ではまだあまりメジャーではない、いわゆる「スマートフォン」と呼ばれるカテゴリーの製品です。NTTドコモのビジネスFOMA・M1000も同類の製品ですよね。
確かに、こういう小さな情報機器は大好きなんですが、「どうしても欲しい」というレベルにまでは物欲が高まって来ません。というのも、情報の閲覧や簡単なスケジュール管理だけなら100g強で手のひらにすっぽり収まる携帯電話でも十分カバーできてしまうのが現状で、しかも1kg程度を持ち歩く気になればパソコンとしてのフル機能が使えて通信も可能なわけですから。この手の端末にはどうしても中途半端さを感じてしまいます。
まあ、そう感じてしまうのは、私にとってのモバイルは「SSK Worldのためのコンテンツ作成」という側面が大きいからかも知れません。モバイルの目的が情報収集とメールでの情報交換にある…という方にとっては、W-ZERO3はこれまでにないタイプの面白い製品だと言えると思います。ただ、携帯電話が高機能化し、ノートパソコンが小型軽量化の道を進んでいる現在、昔からなかなかメジャーになりきれないこれらの機器がニッチ市場から抜け出すのはかなり大変かも知れません。
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