日本語文章作成ソフト「一太郎」などの内容が特許を侵害しているとして、ジャストシステムと松下電器の間で争われていた裁判は、知的財産高等裁判所での控訴審でジャストシステム側が逆転勝訴。松下電器側が上告しない方針を固めたそうです。これで、私たちは「一太郎」を安心して使い続けることが出来そうです。
この裁判は、4月に新設されたばかりの知財高裁で、初めて大合議制（特に重要な案件について、5人の裁判官が審理する）での審理が決まった案件だったそうです。当然、今後の同じような裁判に大きな影響を与えることになります。
今回は、既に認められた特許を侵害しているとは認められたものの、そもそも特許自体が無効とされるべき…と判断されました。実際にものが出来ていなくても、アイデアだけで認めてもらえるのは特許の良いところなんですが、行きすぎで自由な発想が縛られてしまうのは良くないことです。どこかでバランスを取っていくしかないわけですが…難しい課題ですよね。
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