映画「SAYURI」を見に行きました。12月1本目、今年24本目の新作映画になります。今年の最初に「もっと映画館を好きになる年」として「月に2回は映画館へ」と目標を立て、さらにレベルを「月に2本の新作映画を」に上げたわけですが、ペースとしてはこれで無事達成できたことになります。達成記念(?)になる24本目をどれにしようかずいぶん迷ったんですが、前から気になっていた話題作…という、これまでのやり方を踏襲したところに落ち着きました。
日本の伝統文化の一つである芸者の世界を外国人が描いた原作「Memoirs of a Geisha」を、あのスティーブン・スピルバーグの制作で映画化した作品です。今や「世界のワタナベ」となった渡辺謙が渋い男の演技を見せています。ちょっと寂しいのは、主役のチャン・ツィイーをはじめ、重要な役どころである芸者たちはほとんど日本人ではなかったこと。「日本が舞台だから日本人を使う」ということではなく、広くアジアから人材を集めた…ということも言えるわけですが。
日本を舞台にした映画で、俳優たち(もちろん日本人がたくさんいます)が英語の台詞を話し、画面には日本語字幕が付く…という、何とも不思議な作品なんですが、その違和感は全く感じませんでした。ほとんど日本映画を見ている感覚と変わりません。しかし、最後のクライマックスへの持って行き方だけは、やっぱり日本映画ではなくハリウッド的だなぁ…と感じてしまいました。思いっきりネタバレになってしまうので、どういう意味か知りたい方は映画館に足を運んでみましょう。それともDVD化を待つか。
【DVD「SAYURI」】
意識してこれまでよりも多くの映画を見るようにしてきたこの一年でしたが、日々の生活の中に楽しみが増えて、良かったのではないかな?と思っています。来年からも、映画館には積極的に足を運びたいところです。年内に、もう1本くらいは見に行きたいですね。今年見た映画の独断と偏見によるBest 10はその後にでも。
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