おかげさまで、Weekly SSKも無事に7回目の新年を迎えることが出来ました。2006年最初のWeekly SSKは、1月1日の日曜日。振り返ってみると、元旦投稿はこれまでにもありましたが、定期更新が回ってきたのは初めてです。皆さん、あけましておめでとうございます。昨年も数多くの訪問をいただき、とても感謝しています。今年も今までと変わらず、どうかよろしくお願いします。
昨日・12月31日は、かば姉さんや水上紫緒さんなど合唱団の皆さんを迎えて「カウントダウンパーティー」を催しました。久しぶりに賑やかな年越しになりましたね。テレビでもベートーヴェンの第九の演奏中継がありましたが、見ている私たちもハモって歌えてしまうのは面白いものです。近所の皆さんは大迷惑だったかも知れませんが。
今年の話を始める前に、去年から残してある宿題を片付けておくことにしましょう。実は自作PCドタバタ日記やレッツノートのある暮らしなど他のコーナーにも相当たくさんの宿題が残っているんですが、これはまたそれぞれのコーナーで始末する予定ですので、もうしばらくお待ち願います。
今日は、前から予告していたとおり、去年見た映画の中から心に残ったものをランキング形式でまとめてみようと思います。「もっと映画館を好きになる年」と銘打って足繁く映画館に通った昨年。結局月に2本のペースとなる24本の新作映画を見ました。ランキングの基準はあくまでも「『私の』心に残っているもの」ですので、作品自体の出来や他の皆さんの評価とは一致しない…はずです。くれぐれもDVDの購入などの参考にはしないように(笑)。
それでは第10位から、カウントダウンで行ってみましょう。
第10位 「電車男」 : 公式ページ | 鑑賞レポート
迷いに迷ったボーダーライン、10位はこの作品。6月に見に行きました。自称「アキバ系もどき」の私としては、電車男くんの行動を見ながら自分が重ね合わされて、身につまされる思いのあった作品です。映画そのものだけでなく、その後で放映されたTVドラマが結構楽しめましたね。
第9位 「エリザベスタウン」 : 公式ページ | 鑑賞レポート
11月に見た作品。どん底から精神的に立ち直る男の物語…というところが、ちょうど落ち込み気味だった自分の心にディープに響いた作品でした。どん底に至った原因は全然解消されていないのに、それでも主人公は再び前向きに歩き出す力をもらいます。ストレートなハッピーエンドではなかった気がしますが、それでも穏やかな温かい気持ちにさせてくれました。
第8位 「SAYURI」 : 公式ページ | 鑑賞レポート
12月、今年最後に見た作品。きっとBest10には入ってくるだろう…という期待を裏切りませんでした。日本を舞台にした作品が、原作から制作スタッフ、俳優陣まで実にグローバルな面々で制作されたわけですが、日本人である私たちが見ていて違和感を感じないのは嬉しいことです。それだけ日本の文化を理解してくれている…という証拠でしょうから。
第7位 「亡国のイージス」 : 公式ページ | 鑑賞レポート
7月に見た作品。去年は「日本の軍事もの」がいくつか話題に上りましたが、その中で最も印象に残ったのがこの作品でした。男の自分から見てもかっこいい男たちの演技が印象的でした。ストーリーとしても、細かいことはともかく「もしかすると現代の日本で本当に起こるんじゃないか?」と思わせる舞台設定が秀逸だったと思います。手に汗を握りながら見られたのは、そこが理由かも知れませんね。
第6位 「ALWAYS 三丁目の夕日」 : 公式ページ | 鑑賞レポート
11月に見た作品。昭和30年代の庶民の暮らしを生き生きと描いた作品です。将来に明るい夢を疑いなく描くことが出来た「古き良きニッポン」を、うらやみながら見ていたような気もします。小道具類には貴重な当時の本物を収集して使いながら、大道具や背景ではCGを駆使して、「バーチャル昭和」をスクリーンの中に作り上げた撮影技術にも驚きました。
第5位 「オペラ座の怪人」 : 公式ページ | 鑑賞レポート
2月に見た作品。言わずと知れた名作ミュージカルの映画化で、映画そのものというよりも、その後3本もミュージカルを見に行ってしまう…という、去年の私の様々な行動の出発点になったことで印象に強く残った作品です。「ミュージカルの方が好きだな」と思ったこともあり、映画そのもののランキングはこの辺りに落ち着きました。
第4位 「レイ」 : 公式ページ | 鑑賞レポート
1月に見た作品。ジェイミー・フォックスが本物のレイ・チャールズと見まごうばかりの名演技でアカデミー賞主演男優賞を取った作品ですね。歴史に残るアーティストの人生の光と闇を赤裸々に描いた、質の高い伝記であるとともに、音楽そのものも楽しめる永久保存版の名作と言っていいでしょう。DVDで見るときにも、是非音響にはこだわることをお勧めします。
第3位 「逆境ナイン」 : 公式ページ | 鑑賞レポート
7月に見た作品。とにかくナンセンスを笑い飛ばせるかどうかが分かれ目の、正直なところとてもメジャーとは言えない作品です。しかし、見事にツボにはまってしまったんですよね。劇中で語られた名(迷?)文句・「それはそれ、これはこれ」が私のこの年後半の決め台詞になってしまったくらいです。マネージャー役の堀北真希ちゃんがかわいかったのも印象的ですね。その後、彼女は第6位の「ALWAYS 三丁目の夕日」、さらにTVドラマ「野ブタ。をプロデュース」など、次々にヒットを飛ばしています。
第2位 「カンフーハッスル」 : 公式ページ | 鑑賞レポート
1月に見た作品。第3位の「逆境ナイン」と同様に、ともかく頭の中を空っぽにして楽しめる作品ですね。とことん娯楽に徹している一方で、アクションへのこだわりは至って真面目。そこが気に入ってしまった理由のような気がします。DVDも購入し、ちょっと頭が疲れ気味の時にはときどき取り出して見てしまうくらいの、大のお気に入りの作品です。
第1位 「スターウォーズ・エピソード3 シスの復讐」 : 公式ページ | 鑑賞レポート
トップを飾ったのは、超有名どころのこの作品。7月公開でした。単独の作品としてはちょっとストーリーの流れが重たいものの、30年近くを掛けてようやくストーリーが1本につながり、残された謎が明らかになった…という達成感が印象に残った理由ではないかな?と思っています。映像や音など、技術的なレベルの高さも期待を全く裏切りませんでした。もはや、CGを多用した特撮技術はクオリティを評価する云々というレベルではなく、演出のためのツールの一つとして常識と言って良いでしょう。
ランク付けには非常に苦労しましたね。何しろジャンルが非常に多岐にわたりますから、同じ土俵で比べられません。どうしても後半に見た新しい作品の方が印象が強かったりしますし。それでも、折々にWeekly SSKやSSK World Blogに書き残しておいた記事は参考になりました。結果的に、上半期に見た作品も結構上位にランクインしています。記事を読むだけで、私の映画に対する評価、さらには順位付けもわかってしまったかも知れませんね。私のランキングは皆さんの予想通りだったでしょうか?
今年も、「もっともっと映画館を好きになる年」ということで、映画館通いは継続していこうと思っています。別にノルマを設定する必要もないのかな?という気もしますが、一方で何か目標を設定しておかないと続かない気もします。やっぱり去年と同じくらい、月に2本は新作を見ておきたいところです。去年出かけておきたかったのに、積み残してしまった作品もあります。終わる前に見に行かないと。
S.S.K.の独断と偏見で、去年映画館に見に行った24本の新作からBest10のランキングを作ってみました。上位の数本とランク外に落とす数本はすんなりと決まったんですが、それ以外の作品をどう振り分けるのかは結構苦労しましたね。結果的にランク外になった作品の中にも、印象的な作品が数多くあったことは付け加えておきたいと思います。
全体的に、近年になく邦画ががんばった1年だったな…という印象は持っていますが、ランキングにはあまり反映されていないような気もします。だいたい、邦画の中でトップに来たのがあの作品ですしねぇ(笑)。ともかく、「映画を見ること」自体を楽しめたのが、去年一番の収穫だったんじゃないかな?と思っています。これからもいろいろと見ていきたいですね。
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