映画「THE 有頂天ホテル」を見に行きました。今年2本目の新作映画になります。舞台やテレビドラマの脚本・演出で有名な三谷幸喜氏の、映画監督としては3作目になる作品です。超豪華キャストが、カウントダウンパーティーへの1年最後の2時間をドタバタと駆けめぐります。まさにノンストップのテンポの良さが魅力の作品です。私も何度となく笑いながらの鑑賞となりました。
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もちろん、その笑いの連続こそ三谷作品の真骨頂なんですが、後から振り返ってみると、あれだけのキャストの全員にちゃんと見せ場があって、しかもお互いが実に複雑に絡み合い、それがあれよあれよという間に元通りに収まってしまう…という筋立てに感心します。やっぱり、私にとって三谷幸喜という人のイメージは「緻密なストーリーを組み立てる脚本家」です。
当初思い描いていたとおりのキャスティング、作品内ではほぼリアルタイムの時間進行、その中でのワンシーン・ワンカットにこだわった撮影…まさに三谷監督の思い通りに撮られた映画のようです。各種メディアのニュース記事によると、記者会見での彼のはしゃぎっぷりは大変なものだったようですね。確かに、この完成度を見れば、監督がそれだけ「有頂天」になるのも当然かも知れません。もちろん、彼にはこれで満足せずに、これからもどんどん面白い作品を生み出してほしいな…と思っています。
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