ディズニーがリメイクすると…

映画「南極物語」を見に行きました。3月1本目、今年5本目の新作映画になります。今月も忙しくてなかなか映画を見に行けません。そんな意味ではちょっとストレスが溜まり気味だったんですが、ようやく見に行けました。忙しさは相変わらずなんですが、何とかして今月中にもう一本見に行きたいところです。ただ、この時期の映画館は、春休みモードで子供向けの作品が多いんですよね。この「南極物語」もそんな面がちょっとあるわけですが。

【DVD「南極物語(2006)」】

この作品は、1983年に公開されて大ヒット作となった日本映画を元にして、ディズニーの制作で作られた作品。最近のアメリカ映画ではリメイク作品がかなり目立ち、日本の作品も時々取り上げられるわけですが、「Shall we Dance?」のようにほぼオリジナルに忠実なわけではなく、かなり違った趣の作品に仕上がっていました。

オリジナル版は、50年前の実話を比較的忠実になぞった(南極に残された犬たちの行動はもちろんフィクションなんですが)ドキュメンタリー色が強い作品になっていたわけですが、ディズニー版は大まかな流れこそ借りてきているものの、話は非常にドラマチックに、いかにもアメリカ映画らしく仕上げられています。オリジナル版だと、次々と犬たちの数が減っていき、時には残酷な描写もあったわけですが、ディズニー版はその点安心して見られます。良い意味で、よりファミリー向けに変身していますね。さすがはディズニー。

犬たちの演技も、かわいらしさがより前面に出ていた気がしました。この「犬たちの演技」というのが、撮影では大変だったようですね。さすがに、「すべてCGで」という話にはならなかったようです。目で訴えかけてきたり、前足で撫でてみたり、首を傾げてみたり…と、彼らの「気持ち」が伝わってきて、まるで彼らの台詞を聞いているかのようでした。見事な演技でしたね。どんなに特撮技術が進んでも、やっぱりCGと本物の間には明確な一線があります。

今晩は、テレビでオリジナル版「南極物語」が放送されていますね。帰ってきたときにはもう始まってからかなり時間が過ぎていたので、今日は見るのをやめましたが、また見直してみたい気持ちです。ビデオでも借りてこようかな?


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