眠っていたモノたち

先日自作PCドタバタ日記で触れたとおり、相変わらず物置状態の寝室を、何とかまともに使える空間にしよう!と、片付け作業を進めているところです。毎年4月には異動になる可能性がある職場なので、もし遠方への異動で引っ越さなくてはならない…ということになれば、それどころではなかったんですが、幸い異動にはならず、じっくり腰を据えて取り組んでいるところです。

私の家には部屋が3つあるんですが、寝室は他の2部屋とは廊下で分断されています。もともと、衣服などいろいろな荷物が増えてきて寝室のロフトベッドの下ばかりでなく床にもたくさん並ぶようになっていました。放っておくと、家の中の荷物はどんどん増えるものです。

さらに、昨年末のように家をパーティー会場として提供するときなどは、とりあえず散らかったものを寝室に押し込んで、居間を何とか使えるようにする…ということも多かったんですよね。気が付くと、足の踏み場は入り口の扉からベッドの梯子までの間だけ…という状態。寝室は自他共に認める「開かずの間」と化していました。


寝室と並んで、我が家にはもう一つ大問題になっている場所がありました。それは、居間に置いてあるカラーボックス。これはFAX複合機の置き台になっているんですが、あの記事のときの写真を見ても、既にモノがあふれかえっているのがよくわかります。さすがに重量オーバーだったのか、全体が歪んできて、今にも崩壊しそうです。このままでは、FAX複合機が落ちて壊れるかも知れない…というくらいの危機感を持っていました。

そう思って見回すと、他にも問題になっている場所が結構たくさんあります。これは、本腰を入れて全体の片付けをしなくては…ということで、結局家全体を巻き込んでの大がかりな片付け作業になっています。勝手に事態を大げさにしてしまっただけなのかも知れませんけどね。


詰め込まれていたものを引っ張り出して、一つ一つ要るか要らないかを選り分けていくわけですが、蓋を開けてみるととんでもない事実に気付かされます。全然使っていないまま放っておいたものが、何と多いことか。一つや二つではありません。

寝室の片隅に、いろんな取扱説明書をまとめたマガジンラックが3つありました。1冊ずつ必要かどうかを見ていったんですが、いきなり出てきたのが学生時代に使っていた14型のテレビの取扱説明書。続いて洗濯機、掃除機、ガスコンロ…と、もう全て本体は手元にありません。他にも、本体はもう処分してしまった…という説明書がいくつも出てきて、結局マガジンラックは一つになってしまいました。

取扱説明書とセットになっているのが製品の保証書。たいていの商品ではメーカー保証が1年、販売店がさらに延長して3~5年…となっているわけですが、ほとんど全ての保証書は期限切れでした。それも、平成元年に購入したBSチューナーの保証書など、とんでもない大昔のものまであります。この時期にBSチューナーがあったこと自体とんでもないことなんですが。

見ていて感心したのが、保証書が入っている封筒の多くに、購入日と保証期間が手書きで大きく記入されていたこと。母が記入しておいたようです。こうしておけば、いつ期限が切れて捨てられるのかがよくわかります。それを引き継いだ私が放りっぱなしにしておいたのでは仕方ないんですが。


居間の隅には、薬や救急用品を入れた箱が一つ。さらに昔ながらの木製の救急箱も一つありました。これも蓋を開けて、薬の一つ一つの使用期限を確認していったんですが、これまた期限切れのものばかり。それも、昨日や今日に切れたものではなく、はるか昔に期限切れになっているものが実に多かったんです。

一番びっくりしたのは、1988年が使用期限になっていたマーキュロクロム液。いわゆる「赤チン」のことなんですが、この赤チン自体すっかり見なくなりましたよね。他にも、茶色いプラスチック瓶に入った正露丸、直径3cm・厚さ1cm弱くらいのブリキ缶に入ったメンソレータム…と、パッケージからしてレトロな感覚のものが次々に出てきました。

こちらは、さすがに箱が減るところまで行きませんでした。というのも、包帯、ガーゼなどは古くなってもそのまま使えますからね。木の救急箱には緊急で使いたい包帯や傷薬など、もう一つの箱には慌てて使う必要はない飲み薬や筋肉痛の薬などを入れておきました。


この1週間で10個くらいのゴミ袋が一杯になりました。ゴミになってしまったもののほとんどは、「まだ必要だから」と保管しておいたものの、何年間も出番がなかったものです。曲がってすっかりさび付いたねじ釘、はるか昔に賞味期限の切れたお菓子や調味料…今となっては全部ゴミ。保管しておくという判断は果たして正しかったんでしょうか。私たちはしばしば捨てることには臆病になります。もちろん、何でも捨ててしまえばよいのか?と聞かれれば、それは明らかに間違っていると思いますが。

ところで、今回片付けをしていてもう一つ面白かったのが、ゴミ袋が部屋の奥からいくつも出てきたこと。50枚入りのまっさらな袋もありました。私たちは…いや、私だけかも知れませんが、「捨てよう」という気持ちまでもついついどこかにしまい込んでしまうようです。

現在、家の中を大々的に片付けているところです。片付けていると、要らないものがいろいろと発掘(笑)されます。おもしろがって見ているうちについつい時間が過ぎてしまい、なかなか片付けが進みません。皆さんにも、きっとそんな経験があるのではないでしょうか。

現在、家の中は足の踏み場に困ってしまうくらいの散らかりようです。もちろん、最終的に片付くまでの途中経過なので仕方ないんですけどね。隅々から引っ張り出したモノたちが埃を巻き上げたせいか、くしゃみが出て仕方ありません。喉も何だかガラガラしています。今日は妙に空気が乾燥していて、余計に状況を悪くしているようです。片付けをして体調を崩してしまうのでは困ってしまうんですが…。


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コメント

“眠っていたモノたち” への4件のフィードバック

  1. かば姉さんのアバター
    かば姉さん

    S.S.K.遺跡の発掘調査は順調に進んでいるのでしょうか(笑)
    掘り出し物は是非オフ会オークションに出品されてはいかがでしょう(爆)
    という冗談はともかく、三年手を付けなかったものは処分するかしないかの分岐点になるのだそうですよ。
    よい機会ですから、頑張っちゃってください(汗)
    S.S.K.邸のハザードマップからレッドゾーンが縮小される日も近いのか?
    期待しております・・・。

  2. ささっちのアバター

    おかんの字で購入日と保障期限が手書きで書かれていたってところを読んで「なぜ子供2人にはそのDNAが引き継がれなかったんだろ」と若干切ない気持ちになりました(汗)。ささっちも片付けが超ヘタクソなので反省。

  3. 水上紫緒のアバター
    水上紫緒

    きっと宝の山状態なんだろうなぁ。あっちもこっちもそっちも(笑)
    かば姉さんは3年とおっしゃってますけど、この際、思い切って期限を1年にしたほうが良いかも……(^_^;)
    綺麗になったS.S.K.邸を楽しみに♪ファイトですよ。

  4. S.S.K.のアバター

    遺跡の発掘調査も、いろいろ忙しくてなかなか進みません。出土品(?)はないわけでもないので、そのうちオークションも悪くないかな?と思っています。とは言っても、私の家から出てくるものですから、あまりにマニアックで買い手が付かないかも…という気もしますけどね。

    ささっちさん:整理整頓テクニックの遺伝子は、確かに受け継いでないですねぇ(汗)。頑固者など、困ったところはちゃんと受け継いでるみたいなんですが。まあ、いろんなところをひっくるめて親子なんだ…ということで(笑)。

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