インターネット・サービスの@niftyでお馴染みのニフティが提供してきた「ワープロ・パソコン通信サービス」が、3月31日で終了したのだそうです。電話回線を通して文字情報やファイルをやりとりするこのサービスは、1987年4月に「NIFTY-Serve」として始まったものです。私にとっても、パソコンが単なる作業の道具からコミュニケーション・ツールに踏み出した第一歩はNIFTY-Serveでした。通信費を節約するために、手早く巡回、ログをダウンロード、後で読む…という日々が懐かしく思い出されます。
インターネットが当たり前になってからも、パソコン通信のサービスは提供が続けられてきたわけですが、近年は利用者も少なく、フォーラム(同じ趣味を持つ人たちの集まりですね)の活動も活発でなくなったそうで、ついに店じまいとなりました。実際には、ほとんどのサービス、フォーラムなどは@niftyに引き継がれているんですけどね。レッツノートユーザーのコミュニティ・FPANAPCもNIFTY-Serve出身です。
一つの時代を切り開いた者が、静かに去っていく…良くある話ではありますが、寂しさも感じますね。まあ、技術革新のスピードの速さを考えると、ここまで20年近く続けてきたことの方が驚きに値するわけですが。ちなみに、パソコン通信サービスのもう一方の雄だったPC-VAN(現BIGLOBE)は、2001年にサービスを終了しています。
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