SSK Worldでも採用しているGoogle AdSenseの広告表示が、ここ数日間の間表示されなかった人たちがいるはずです。セキュリティ対策ソフトの超有名どころ・ウイルスバスターのURLフィルタで、AdSenseの広告がスパイウェアの疑いを掛けられて、ブロックされていました。私も個人的にウイルスバスターを使っていますから、「弾かれたな」とはすぐ気付きましたが、しばらく様子見をしていたところです。今日のセキュリティ判定データベースの更新で、元通りに全て表示される状態に戻ったようですね。
もともと、Web広告はこの手の疑惑と常に隣り合わせです。広告のクリック履歴を各ユーザーで個別に追跡すれば、それぞれに対してより効果的な広告を打つことができるはずですが、これは「個人情報を収集している」と取られる可能性があります。技術的にはいろいろなことができるようになっていますが、それを縛り付けるのが法律や対策ソフトウェアですし、それに守られるのが私たち一般ユーザーです。そして、法規制や防御策の裏をかこうとする人たちもいます。不毛ないたちごっこなんですが、なかなか止まるものではありません。
今や超有名企業となったGoogleでも、こうした面で周囲からの監視にさらされるのは仕方ありません。トレンドマイクロ社側がどこをどう「スパイウェア臭い」と認定したのか、それとも単に間違えただけなのかはわかりませんが、技術開発と個人情報保護の間で、探る側も、守る側も、デリケートな対応が求められているのだと思います。
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