レッツノートの2006年秋冬商戦向けモデルが発表されました。防滴キーボードのCF-Y5で話題をさらった春夏モデルと比べると、変更点はCPUのグレードアップだけ…という地味なモデルチェンジです。来年早々に「Windows Vista登場」という最強の宣伝材料が控えている中で、この時期に派手な動きはしなかったのかな?という印象を受けました。
しかし、そんな中でも一つ驚いた製品があります。ネット直販のマイレッツ倶楽部限定で、1.2kgを切った2スピンドル機・CF-W5Lに、デュアルコアCPUである超低電圧版Core Duo U2400を搭載したモデルが設定されたんです。レッツノートでは既に春モデルのCF-Y5Kが低電圧版のCore Duoを搭載していますが、動作クロックが1.06GHzにまで下げられた超低電圧版とはいえ、より小さな筐体で、レッツノートシリーズの中核モデルとも言えるCF-W5に採用されたのは驚異的。現在最軽量のデュアルコアノートPCのはずです。
今年はレッツノート誕生10周年。デュアルコアCPU仕様のCF-W5も、「10周年記念モデル」という位置づけになっています。既に、指紋認証センサー付きのCF-Y5、タッチパネル画面のCF-T4といった記念モデルが登場しています。しかし、CF-Rxシリーズにだけはまだ10周年記念モデルが登場していません。現在の「モバイルと言えばレッツノート」への礎を築いたのは、初めて1kgを切ったCF-R1であることに異論はないでしょう。レッツノート10周年は、やっぱりRシリーズで祝うべきです。
きっと、松下電器の皆さんもそのことを忘れていないはず。史上最強のRシリーズが、アニバーサリーイヤーの最後を飾ってくれるのを楽しみにしています。とりあえず、CF-W5Lと同様にデュアルコアCPUを乗せてくるのは間違いないでしょう。さらに厳しいハードルがあるはずですが、やってくれると確信しています。もちろんそれだけで終わってほしくないところですが…期待しすぎてはいけないのでしょうか。
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