プロ野球・日本シリーズは、3戦目まで終わって北海道日本ハムファイターズが2勝1敗で一歩リード。中日ドラゴンズが初戦で手堅く1勝を挙げたものの、ファイターズがひっくり返したことになります。試合ごとに「らしい」野球ができたのはどちらだったのか、紙一重の差が出ているような気がします。両チームともあまり派手な野球をしないチームだという印象があります。こういうときのポイントは「ミスの多い方が負け」。平常心の、冷静なプレーが求められます。
初戦が終わった土曜日には、こんなデータが踊りました。過去56回行われた日本シリーズで、第1戦に勝ったチームが日本一になったのが36回。36÷56で、ドラゴンズの優勝確率は64%です。特に、過去10年では9回が「初戦に勝ったチームが日本一」だったとか。
一方、今朝になるとこんな話が出ています。過去56回の日本シリーズで、1敗した後2勝する展開になったのが11回。このうち、2勝したチームが優勝したのが8回。ファイターズの優勝確率は73%ということになります。裏を返すとドラゴンズの優勝確率は27%。たった3日で大逆転です。
まあ、周囲の人たちは過去のデータを並べていろいろ言うのを楽しんでいるわけですから、これでいいんでしょうね。選手たちにとって、特にこういう短期決戦で大事なのは、常に「次の1試合に勝つ」ことです。勝った方が日本一に1歩近づくことは常に変わらないんですから。どちらが先にこのシリーズで4歩進めるのか。今晩の第4戦にも注目しましょう。
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