ソニーから新製品のVAIO Type Gが発表されました。ビジネス向けに使ってもらえる、軽量で頑丈なモバイルノートパソコンを目指して作られたようです。12.1型液晶画面を搭載して、2スピンドル版は1.1kg強。1スピンドル版は900gを切りました。しかも、平面加圧振動試験120kgf、90cmからの落下でも大丈夫…と、どこかで見たような宣伝文句が並びます。
言うまでもなく、現在この分野はレッツノートの独壇場。これまで、ソニーのVAIOノート戦略は、ビジネス向け製品も作られてはいたものの、レッツノートとは違う路線を歩もうとしているように見えました。しかし、今回のType Gは全く同じ土俵での真っ向勝負。しかも、スペック上では「余裕のレッツノート越え」を実現したポイントがいくつもあります。相当レッツノートを研究したんでしょうね。しかも、天板の強度を確保する手法など、単なる猿真似になっていないところはさすがです。最近は、技術力が落ちたのでは?とも言われるソニーですが、どっこい、まだそのスピリッツは健在のようです。
もちろん、実際に評価を下せるのは12月になってType Gが店頭に出てきたときだと思っています。それでも、レッツノートにとっては実に強力なライバルの出現とは言えそうですね。ソニーと松下電器は何かと対抗することが多いわけですが、お互いが相手に刺激されてより良い製品を生み出してくれれば、こんなに嬉しいことはありません。ただ、競争とは言ってもおそらく値段は下がらないでしょうね。モバイルノートを買う人たちは、安さなんて単純な尺度で自分の「相棒」を選択する人種ではありませんから。
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