Weekly SSKでは、これまでにハンバーグ、カレーなどの料理を話題にしています。ついつい何にでもこだわってしまう私にとって、細かいこだわりが「美味しい」という結果になって返ってくる料理も、楽しいこだわりの対象の一つです。
料理といえば、欠かせないのが鍋ですよね。料理の出来栄えを左右する、大事な道具です。我が家にも、意外にたくさんの鍋があるわけですが、今日は、最近ラインナップに加わったこだわりの鍋を、二つご紹介しましょう。
ひとつ目は、プレミアム・レミパン。平野レミ監修の、派手な黄色い鍋です。平野レミといえば、私のイメージは「料理番組でハイテンションなトークを炸裂させている、おもろいおばちゃん」。料理研究家っぽさをあまり感じないので、タレントさんなのかな?と思っていましたが、もともとは何とシャンソン歌手なんだそうですね。そして、「自称『料理愛好家』」として、いろんなところで活躍しています。
このレミパン、単に派手なだけではありません。「カンタンで使いやすい鍋」ということで、いろいろと面白い仕掛けがしてあります。特に面白いのは蓋。開閉式の蒸気穴と、蓋だけで自立するように付けられた取っ手が、この鍋ならではです。焼く、炒める、煮る、蒸す…何でもこなせるオールラウンドプレイヤーですね。どの鍋を使うか選ばなくても、これ一つで十分…というのも、「カンタン」の一部と言えるかも知れません。
レミパンの売値は、普通はどこに行っても10,500円。ホームセンターに行けば、フライパンなら1,000円以下で買えることを思えば、ずいぶん高いお買い物です。今回は、楽天に出店している引き出物しょっぷさんで、レミパンと食器類がたっぷり入って9,980円の福袋を買いました。レミパンのお値段で、おまけに食器類が付いてくる…と思えば美味しいですよね。ちなみに、この食器類は年越し膳のときに食卓に並びました。
我が家でのレミパンは、主に炒め鍋やフライパンとして活躍しています。これらの用途としては鍋がとても深いので、調理がしやすいですね。きっちりと閉まる蓋が付いていますから、目玉焼き(我が家では蒸し焼きにします)や餃子なども上手く作れます。煮物に使ったり、蒸し器として使ったりもできるはずなんですが、今のところは試していません。これらの用途には、去年仲間入りしたもう一つの鍋がありますからね。
その「もう一つ」は、ル・クルーゼのココット・ロンド。フランス生まれの、とっても重い鍋です。真っ赤な色は、レミパンに決して負けない存在感を放っています。「もっとコーヒーにこだわる」で話題にした、私から紫緒へのプレゼントがこれ。これは直径20cmなので、1万円台後半の買い物になりました。
クルーゼ(creuset)は、金属やガラスなどを高温にして溶かすときに使う容器である「るつぼ」のこと。この商品を日本語で直訳して呼ぶと「るつぼ印の丸い鍋」という、何とも普通の名前になってしまうんですが、フランス語だと何だか格好良く聞こえてきてしまうから不思議です。
高温で溶かした鉄を型に流し込んで作る鋳物にホーロー加工をした鍋ですから、重いのも当たり前。この重さ…というよりは分厚さのおかげで、一度加熱すれば冷めにくく、熱も均一に伝わります。また、蓋も重い鋳物ですから、中身の蒸気が逃げることもなく、旨味を閉じこめてくれます。レミパンがオールラウンドプレイヤーなら、こちらは煮物系のスペシャリスト。ル・クルーゼのWebサイトには「炒め物にも使えます」と書いてありますが、「常に弱火~中火でお使いください」ということになると、やっぱり煮物用です。
我が家で初めてル・クルーゼを使って作った料理は寄せ鍋でした。土鍋で作ったときとはずいぶん違う雰囲気で、ついつい食器類もいつもとは違う洋風のものを選んでしまいました。それでも味付けは純和風だったんですけどね(笑)。奥の方まで、実にしっかり火が通ります。ガスコンロから食卓に下ろしても、なかなか冷めないのが良いところですね。その後、おでんや野菜スープを作るのにもこれが活躍しています。
少し前に、紫緒がシチューを作ってくれましたが、なぜか鍋は以前からある寸胴鍋でした。「ル・クルーゼ使わなかったの?」と訊いたら、「これで材料を炒めるのが怖かったの」とのこと。せっかくの道具ですから、どんどん使ってほしいところなんですけどね。次は、私がカレーを作ってみることにしましょう。
我が家のメインディッシュは、ほとんどこの二つの鍋で用が足りるようになりました。相当高い買い物になりましたが、長持ちしてくれれば十分に元は取れるはずです。
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