SSK Worldの表示を確認するためのブラウザを、最新版に更新しました。Movable Typeベースにリニューアルしたときに、対応ブラウザをかなり増やしています。以前から、Macで標準になっているSafariブラウザでどう見えるのかが気になっていましたが、Windows向けのベータ版が登場したのでこれを試しています。パソコンの他にもスマートフォン、さらには携帯電話でどう見えるかも研究し、携帯電話については結局専用ページを別に用意することにしました。
パソコン用のブラウザではFirefoxを2.0.0.12に、Operaを9.26に変更しています。どちらも、基本的にはセキュリティ関連のアップデートですね。考えてみると、Operaは他にもW-ZERO3[es]にプリインストールされているWindows Mobile版、Wiiのインターネットチャンネルと、計3種類を試していることになります。
今回、Windows Mobile用のブラウザとして試しているNetFrontを、v3.5コンセプト版に更新しました。NetFrontは、アクセスが提供する携帯デバイス向けのブラウザですね。この名前だけではピンと来ない方も多いかと思いますが、実は携帯電話用には多く採用されているブラウザです。N905iμのフルブラウザ・スタンダードタイプもNetFrontベースだそうですね。
Windows Mobile 5に標準で付いてくるInternet Explorerは、シンプルなHTMLでできているページならそこそこに表示してくれますが、スタイルシートを多用していたり、JavaScriptなど動的な処理を行っていたりするWebサイトは満足に動作しません。Operaでは、これと比べるとかなりまともに表示してくれますが、動作に全体的に重さを感じます。
以前から、NetFront v3.3は購入して試していました。SSK Worldのスクリプトやスタイルシートをほぼ忠実に再現してくれるだけでなく、動作が軽快なのが魅力的でした。小さなモバイルデバイスの画面用に、表示を自動的に修正する機能(N905iμのフルブラウザにも付いていましたね)も、なかなか良く出来ています。
その後、v3.4プレビュー版が公開され、v3.3の販売は休止されました。しかし、「プレビュー版」なだけに動作がかなり限定されていました。一番面倒だったのは、ブックマークが10サイト分しか認識されなかったこと。これではあまりにも使い勝手が悪いですよね。
そんなわけでプレビュー版の導入は見送っていたんですが、v3.4の製品版が登場するよりも前に、v3.5コンセプト版が公開されました。試用期間の制限はあるようですが、ブックマークのような中途半端な制限はありません。インターフェースは英語版のみなんですが、ブラウザのメニューに使われている程度の英語ならそれほど難しくありません。試しに使ってみることにしました。
スタイラスを使って、ブラウザ画面をドラッグすると縦横無尽にスクロールします。しかも、このスクロール動作に「慣性」が働いているのが気持ちいいですね。こうした小細工が「もっさり」感を生むこともなく、ソフトウェアとしての動作の軽快さも保たれています。
画面の表示も、インラインフレームで表示される広告も含めて、問題なく見えています。実に出来の良いブラウザです。正式版の早期の登場が待たれます。ただ、メモリの占有量が少々多いので、メモリにあまり余裕のないZERO-3[es]では、他のアプリケーションとの兼ね合いに頭を使うところですが。
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