以前にもちょっと触れたことがありますが、紫緒と結婚してから変わったことの一つが、ネット通販をよく利用するようになったこと。もっとも、以前から私もときどきは利用していたんですが、メーカーの直販製品など、そこ以外では買えないものを仕方なく買う…というパターンがほとんどでした。買い物するときには、直接見て、触れて判断しないと納得できない質でしたからね。彼女は、以前からかなり積極的に通販を利用していたようです。
私は、いろいろと購入したアイテムを記事にすることが多いんですが、最近登場したものはほとんどネット通販で購入したものになります。今年になってからのものを挙げてみるとプリントサーバーに始まり、エスプレッソメーカーとコーヒーミルにデミタスカップ、シリアルATAスマートケーブル、シャープの2台の空気清浄機、広辞苑、レミパンとル・クルーゼ、電気ケトル、お食い初めの食器と鯛、Wii Fit、そして牛とろフレーク…こんなに多かったんですね。驚くのを通り越して、もう笑ってしまいます。
ネット通販の店舗もいろいろあるわけですが、最もよく利用しているのが楽天。先に並べた数々の商品も、実はすべて楽天から購入したものです。楽天の最大のポイントは、60,000を超える店舗が軒を…というよりページを連ねていること。実店舗に例えるなら、巨大な百貨店ではなく、数多くの専門店が一つの建物の中に入居した、巨大ショッピングモールです。
そして、単に店がたくさん集まっているだけではなく、これらに「楽天」という統一されたインターフェースでアクセスできるところが最大の強みになっているのではないかと思います。楽天に出店している店舗は、実店舗でも有名な大手小売店から、実店舗が必要ない点を生かした個人商店に近いものまで、実に多岐にわたります。それらのすべてを対象にして横断的に商品を検索できるのは、実店舗のショッピングモールでは考えられない利便性です。
これだけ多くの店舗が並べば、同じ商品を扱う店舗が数多くあるわけですが、その中で売値の安い順に並び替えたり、在庫のある店舗だけ絞り込んだり…ということも簡単にできてしまいます。客の側がこうしてシビアに店舗をふるいにかける環境ですから、出店店舗側ものんびりしてはいられません。当然、価格競争は激化し、実店舗よりも安い値札が付くことも多くなります。特に工業製品の場合、基本的にはどこで買っても同じものが手に入るわけですから、価格が重要な判断基準になりますよね。
私の場合、これを逆手にとって、ネット店舗の価格を基準にして実店舗に値切りに行くことがあります。もっとも、この場合にはネット価格より少々高くても、価格差とアフターサービスを受けるときの気軽さを秤にかけるんですけどね。
もちろん、数多くの店舗が集まっていることで、他では手に入らないような品物を見つけられるのも魅力の一つです。例えば、牛とろフレークなんて、ここで見つけなければ一生口にすることはなかったかも知れませんね。先日、ホームパーティーのお土産に持って行ったら、皆さんに喜ばれました。
先にも触れた「統一されたインターフェース」の中には、決済システムもあります。どの店舗で購入しても、同じユーザーIDで管理されている個人情報を使って買い物が出来るわけですね。店舗によってはカード払いに対応しないなどの細かな違いはあるわけですが、操作画面の流れは基本的に全く同じ。ギフト商品などで自宅以外に発送するときの宛先リストも、楽天全体で共通のデータベースになっています。
決済に関して嬉しいことは、楽天の全店舗で共通に使える「楽天スーパーポイント」があること。商品の購入金額に応じてポイントを付けて、その分を次回以降の買い物で値引きする…というポイントサービスは、多くの小売店で導入されていますが、基本的にはポイントが使えるのは同一グループの店でのみ。楽天スーパーポイントの場合、例えばパソコン用パーツで貯めたポイントで鍋を買ってしまったり出来るわけですから、実に強力です。
楽天スーパーポイントを使って、いろいろなキャンペーンが催されます。通常は購入金額の1%がポイントとして付けられるわけですが、これが2倍、3倍、5倍、10倍などと割り増しされることが結構あります。ちょうど買いたいものがある時期と重なれば、積極的に利用しています。また、ポイントの中には使用期限を過ぎると消えてしまう「期間限定ポイント」として与えられるものが結構あります。ポイントの使用期限が近づくと、何か買うものはないか探してしまいます。商売に乗せられているだけなのは重々承知なんですが、あれだけいろいろな店があると、日用品なども買えるわけですから、無駄な買い物ばかりにはならないはずです。
また、購入回数と保有ポイントで会員がランク分けされていて、上位ランクの会員限定のキャンペーンがあるのもミソですね。現在、私は最高ランクのプラチナ会員ですが、これは「過去6ヶ月間で買い物15回以上、保有ポイントが2,000ポイント以上」というのが条件になっています。月平均2.5回ですから、それほど意識していなくてもクリアできていることが多いんですが、月末が近づくと、ランクを維持するために何か買うものはないか探してしまうことがあります。まったく、商売に乗せられっぱなしです(苦笑)。
楽天のトップページには、毎日引ける「楽天ラッキーくじ」があります。また、メールマガジンを購読していると、ときどき「スピードくじ」の案内が届くことがあります。これらの当選賞品も楽天スーパーポイントなので、当然楽天以外では使えないんですが、最高で100,000ポイントが当たるんですから魅力的です。
過去、一度だけスピードくじで10,000ポイント当たったことがあります。「当たるわけがない」と思っていましたが、実際に1度当たってみると、次回からもついつい期待してしまいます。スピードくじを引くと、協賛店舗のメールマガジンが自動的に登録されて、あまり増えてくると鬱陶しくなってくるんですが、タダでポイントをいただけるのなら我慢しましょう。ときどき購読を整理すれば良いだけのことですし。
最近は毎日欠かさずラッキーくじを引くようにしていますが、1ポイントの当たりは月に2、3度あります。これが多いのか少ないのかはよくわかりませんが、少なくとも紫緒よりはよく当たっているようです。私としては、小さな当たりが数多くあるより、大当たりが一度あった方が嬉しいんですけどね。
楽天と言えば、プロ野球の東北楽天ゴールデンイーグルス、Jリーグのヴィッセル神戸のオーナー企業としても知られます。各チームが試合に勝った日の翌日には、楽天内の全店舗でポイント2倍(両チームが同じ日に試合に勝てば3倍に)…というキャンペーンがあります。私がイーグルスを応援しているのは、別にこれが理由な訳ではないんですけどね。
改めて読み返すと、何だか楽天の宣伝記事みたいになっちゃいましたね。せっかく書いたんですから、楽天さんでボーナスでもくれないかなぁ(笑)。
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