昨日クリネックススタジアム宮城で行われた、プロ野球パ・リーグの東北楽天ゴールデンイーグルス対福岡ソフトバンクホークスの一戦で、イーグルスの岩隈久志投手が6回を無失点に抑え、今季21勝目(4敗)を挙げました。日本プロ野球で21勝を挙げる投手が出るのは、1985年の佐藤義則投手(阪急)以来、実に23年ぶりだそうです。その間、のべ6人の「20勝投手」は誕生しているんですが、そこからもう一つ勝ち星を積み上げた人は誰もいませんでした。
岩隈投手といえば、仙台で彼の投球を見たことを思い出します。自ら選んでイーグルスに入ってから3年間、エースとして期待されながらなかなか結果が出せなかった彼でしたが、ようやく本領発揮ですね。昨日の投球で、勝利数21に加え防御率1.87、勝率.840の3冠を確実にしています。誰にも文句を言わせないエースの活躍です。
ただ、寂しいのはイーグルスが今シーズンもリーグ最下位を争う位置で戦っていること。その中で奮闘しトップレベルの実力を示す…というのは、同じような境遇の中で戦っているシアトルマリナーズのイチロー選手を思い出させますね。しかも、投手の場合はひとりでがんばっても記録が残せないタイトルが多いので、もっと大変なはずです。
岩隈投手の実力は今シーズンで十二分に証明されたと思いますが、それがチームの結果につながっていかないのは何ともかわいそうです。イーグルスも、投打がもう少し噛み合えば十分上位を狙うチャンスがあると思うんですけどね。野村克也監督との契約も延長になるようですし、来季こそは期待しましょう。
投稿者:
タグ:
コメントを残す