ここ数年で、雑誌の記事などで「スイーツ」という表現を見かけることが増えました。洋菓子や果物のことを、そのまま英語で言い換えている(sweet[s] : 「甘いもの」)だけなんですが、それだけでどこか別物に見えてしまうところが不思議です。和菓子を指して「和スイーツ」なんて表現も見たことがあります…これにはさすがに少々呆れてしまいますが。
甘いもの自体は、結構好きな方です。学生時代には、コンパの3次会くらいで後輩たちを連れて深夜営業の喫茶店に入り、パフェなど注文してしまうこともありました。それでも、当時一人で食べに出かけることはありませんでしたね。やっぱりちょっと恥ずかしいです。
妻の紫緒は、大半の女性の例に漏れず、甘いもの(特に洋菓子)が大好きです。当然、「スイーツ」情報をたくさん持っています。ですから、結婚してからはいろんなお菓子に触れる機会が増えました。全国各地の店から美味しそうなお菓子を見つけてきては、冷凍や冷蔵の宅配便で「お取り寄せ」します。便利な時代になったものです(笑)。
最近食べる機会があったのが、花畑牧場の生キャラメル。そもそも、火を通さなくては作れないキャラメル(ミルクキャラメルは砂糖と牛乳を煮詰めて作ります)がどうして「生」なんだろう?と思うわけですが、これはどうやら低温でじっくり煮詰めているので「沸騰していないから生」ということらしいですね。
花畑牧場は楽天にも出店していて、看板商品である生キャラメルももちろん購入できるようになっていますが、これがいつも数分で売り切れてしまう…という大盛況なのだそうです。紫緒が「是非食べてみたい」と言うので、二人でケータイとパソコンに向かい、販売開始時刻の直後を狙ってサイトにアクセスしました。今回は、紫緒のケータイから無事購入できたんですが、私の方は「アクセスが集中しています…」状態が続いた後、3分も経たないうちに売り切れ状態に。いくら何でも、これはちょっと異常です。
冷蔵の宅配便で届いた生キャラメルを、その日の晩に早速味見しました。冷たいキャラメルを口の中に入れると、柔らかく溶け出してきます。冷蔵庫から出してすぐに食べないと、軽くつまんだだけで変形してしまうくらいの柔らかさ。そして、実に濃厚な味わいです。確かに美味しいんですが、一度にいくつも食べるのはちょっと難しいですね。賞味期限内に食べきれるのでしょうか(汗)。
チョコキャラメルの方は、思っていたよりも色が濃いのに驚きました。食べてみると、見た目の通りカカオの風味が実に濃厚。「チョコレート効果」72%を思い出させます。しかし、一方でとろける生キャラメルの感覚も持ち合わせ、キャラメルと言うよりもむしろ「ビターな生チョコレート」といった感じ。オトナの味わいです。
ちなみに、お値段は12粒入りのキャラメル4箱とチョコキャラメル1箱の合計5箱で4,250円。これに送料、代金引換の手数料が加わると5,515円となります。1粒あたり実に約90円。この手のものの高価な値札も最近は見慣れてきましたが、さすがにこれはちょっと懐に響きますね。まあ、ちょっと他にはない味わいと、そこにかかっている手間を考えれば、無理もないのかな?とは思いますが。
ところで、甘いものといえば紫緒の大好物の一つがドーナツ。下田に住んでいて不満なことは「ミスタードーナツがないこと」と即答するほどですから、ただごとではありません。そういえば、最も近いミスドのある伊東には、ここしばらく出かけていません。彼女の禁断症状がそろそろ出てくる頃かも(笑)。
我が家では、ドーナツ好きが高じてこんなものまで買ってしまいました。ドーナツ柄の掛け時計ですね。最初に、紫緒からは「フレンチクルーラーが欲しい」と聞いていたはずなのに、私は間違えてシュガードーナツを注文してしまいました。届いた商品を見た彼女があまりにも悲しそうだったので、改めてフレンチクルーラーも注文。これを私たちのパソコンが並ぶ「仕事部屋」に掛け、シュガードーナツは寝室行きとなりました。
部屋がちょっと楽しい雰囲気になって、これはまあまあ合格点の買い物かな?と思います。目下の心配ごとは、時計を見るたびに紫緒が「伊東に行こうよ」と言い出さないかどうか…なんですが(苦笑)。それにしても、3年前の私なら、こんなものを買うなんてまず考えられませんでしたね。変われば変わるものです。
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