土曜日に、虹の郷に行ってきました。伊豆半島のほぼ真ん中・伊豆市修善寺にある、広大なテーマパークです。
伊豆半島の中でも、南伊豆や西海岸、東海岸には既に何度か足を運んでいますが、考えてみると、中伊豆方面に遊びに出かけたのは下田に引っ越してから初めてのことです。浜松に帰省するときには「天城越え」ルートを使いますから、このエリアは何度となく通り抜けてはいるんですが、そのときの「大変だ」というイメージが染みついてしまったせいか、わざわざ足を運ぶ気にはなかなかなれなかったんですよね。
大人ひとり1,000円の入場料(最近よく見かけるWeb割引券もありますが)に加え、駐車料金も300円取られることに文句を言いながらも、虹の郷のゲートをくぐりました。最初に目に入るのがイギリス村の町並み。その名の通り、イギリスの田舎町の古い町並みをイメージしたエリアです。
ブリティッシュ・カントリーは妻・紫緒のあこがれの世界。彼女は嬉々としてカメラを構え、写真を撮り続けていました。気が付けば、娘の乗ったベビーカーが路上にぽつん(汗)。…まあ、私も全然彼女のことは言えないんですが。それでもおとなしく待っていてくれた娘に感謝。そしてゴメンなさい、です。
イギリス村では、「フラワーハンギングフェスタ2008」という催し物が行われていました。かごの中にいろいろな花を植えて、壁や軒下、窓辺などに吊り下げるハンギング・バスケットのコンテストです。
虹の郷のWebサイトには「小さな空中庭園」なんて形容がありましたが、小さなかごの中で出品者それぞれの世界を表現しているのは、日本の盆栽ともどこか似ている気がします…もっとも、盆栽よりはずいぶんカラフルなんですけどね。多彩な発想に、目を楽しませてもらいました。
伊豆の土産物屋が並ぶ「伊豆の村」を通り抜けると、日本庭園が見えてきます。ここでは「菊花まつり」を開催中。様々な形に仕立てた菊の花が楽しめました。
日本庭園で多く見かけたのが、まだ青いモミジ。これが真っ赤になるまでには、まだ1ヶ月くらいはかかりそうです。11月21日からは「紅葉まつり」で、夜にはライトアップも行われるのだとか。またそのときに見に来てみましょうか。
日本庭園、ローズガーデンを通り抜けると、一番奥のカナダ村にたどり着きます。カナダのカントリーのルーツはイギリスやフランス。色合いはちょっと違ったりもしますが、どこか通じるものがあります。私はカナダには1日だけ行ったことがありますが、あそこは高級ホテルが建ち並ぶ観光地ですから、こんな雰囲気は味わえませんでした。
帰り道は、園内を走る「ロムニー鉄道」に乗りました。軌道幅15インチ(約38cm)という、実にかわいらしい汽車で、客車に二人並んで座るのはちょっときついほどです。でも、このサイズの鉄道が、今でも実際にイギリスで生活の足として走っているのだとか。のんびりと走る汽車で、カナダからイギリスへの鉄道旅行を楽しむことができました。何より、歩かずに済んだのはありがたかったですね(笑)。
正直なところ、私は虹の郷にはあまり期待していなかったんですが、実際に行ってみると、これが意外に盛りだくさんで、いろいろ楽しめる場所でした。子供たちの遊ぶためのスペースもかなり用意されていましたから、娘がもう少し大きくなったらまた楽しみ方が増えそうです。
花が数多く植えられていることもあり、季節の移り変わりに合わせて別の顔を見せてくれそうです。紅葉まつりの後、クリスマスにも夜のライトアップが企画されているようですね。年に何度も通うつもりで、年間パスポート(3,400円)を買うのもアリかも。園内の鉄道やバスにも乗り放題だそうですから、意外に早く元が取れてしまうような気がします。ただ、下田から片道1時間半のドライブはちょっとハードかも知れませんね。
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