先週の日曜日は、丸一日出かけていました。行き先は、先週の虹の郷に続いて中伊豆方面のサイクルスポーツセンター。自転車をテーマにした遊園地です。なかなか楽しそうな施設なんですが、実は今回は遊園地で遊ぶために行ったわけではありません。
今回の目的は、フリーマーケットに出店するため。手持ちの要らなくなったもの、売りたい品物などをそれぞれ持ち寄って、一所に集まって店を開きます。ちなみに、「フリーマーケット」というのは英語だと"flea market"で、日本語の「のみの市」というのはこの熟語の直訳になります。しばしば「free market」と書かれているのを見かけますよね。語源から言えば誤りですが、自由に参加できる市場…という意味では、間違いだとも言い切れません。
妻の紫緒は何度かフリマで店を開いたことがあるんですが、私は全くの初めて。どんなものなのか楽しみな反面、ちょっと怖いな…とも思いつつ、出店を申し込み、一緒に出かけることになりました。
出店を決めたのは、開催日のわずか1週間前。そこからの準備が大変でした。まだ段ボールに入っている衣服や食器を取り出して並べ、要るもの、要らないもの、売れるもの、売れないものに仕分けます。売れるものについては、一つ一つ売値を決めていきます。なかなか準備が進まず、土曜日には、放っておかれてゴネる娘もそっちのけで、バタバタと準備をする羽目になりました。いつもいつも娘には申し訳ないです。
今回は、衣類や食器類、紫緒が買いためたもののまだ手を付けていない手芸キット、雑貨類を持ち込みました。また、紫緒の手作りの編み物も店頭に並べました。アスファルト舗装の広場にレジャーシートを敷き、そこに品物を並べます。品物を詰めて持ってきた段ボール箱が、そのまま陳列台に早変わりです。
最初のうちは、目が合うとこちらから「おはようございます」と挨拶をしていたんですが、紫緒に言わせるとこれは逆効果になることもあるようですね。お客さんたちが商品を手に取るまでは、声を掛けないことにしました。
他にもたくさんの店が軒を連ねていますし、私たちはそれほど派手にしているわけではありませんから、そうそうお客が寄ってくれるわけではありません。意外にのんびりとした時間が流れます。娘が通り過ぎようとする人たちに愛嬌を振りまいてくれるおかげで、足を止めてくれる人も結構いました。こういう人たちとは、話も弾みますね。実際に品物は買ってもらえなくても、こうした時間が意外に楽しかったりします。
手芸キットをどっさり「大人買い」してくれる方がいたおかげもあって、この日の売り上げは実に5,500円。場所代を500円払っているので、差し引きの利益はちょうど5,000円となりました。準備が十分できなかった割には、これだけ売れれば上出来ではないでしょうか。
持って行った品物のほとんどを持って帰ってくることになりましたが、これは仕方ないところです。幅広い品揃えで臨む普通の商店とは違い、フリマの場合は売りたいものと買いたいものが一致しないことにはどうにもなりませんからね。ズボンのサイズが合わなかった方、グラタン皿が家族の人数より1枚足りなかった方…あと一歩のところで条件が合わず残念でした。
要らないものをゴミとして捨てるよりは、必要としている他の誰かに使っていただいて、しかも自分には収入も入るわけですから、こちらの方がずっと良いに決まっています。機会があれば、また参加してみたいですね…できれば、今度はもうちょっと近場の方が嬉しいんですが。上手く売るためのノウハウもちょっと研究してから臨みたいところです。
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