SSDを手に入れて、別次元の感覚を手に入れたレッツノート・CF-R4だったんですが、しばらく使ってみると、どうしても問題は出てくるものです。もっとも、原因がわかっていて、予想された話だったので、それほどショックもなかったんですが。
一番ストレスに感じたのが、Webブラウジングのレスポンスが悪いこと。その原因は、ひとえにブラウザのキャッシュファイルをSDメモリーカードに設定していたことに尽きます。書き込み速度そのものよりも、むしろ問題になったのは書き込み始めるまでにちょっと待たされること。最も不満が溜まりやすいパターンです。
これを解消し、SSDにも負担を掛けないためには、やっぱりブラウザのキャッシュファイルもRAMディスク上に確保しておくのが有効です。ただ、これだと再起動したときに中身が全てクリアされてしまうわけで、これまた巧くありません。
有償で提供されているRAMディスク製品の中には、シャットダウン時に内容をバックアップし、起動時に復帰させる…という機能を備えたものもあります。ただ、各社の説明を読んでみると、RAMディスクの内容を丸ごと待避、復帰させる動作のようですね。バックアップしたくないファイルもある(純粋なテンポラリファイルをわざわざ待避させるのは、SSDの寿命がもったいないですから)私の場合、これでは不十分。もう少し手の込んだ方法を取る必要があります。
具体的には、バックアップを取りたいブラウザのキャッシュファイルのみをシャットダウン時に書き出して、それを起動時に復帰させる…という動作になります。こう文章で書くと簡単そうに見えますが、実は意外に面倒。対話式のインターフェースを用意するのは得意なWindowsなんですが、自動で連続処理を行う仕組みは、ちょっと敷居が高くなります。
こういう処理の場合、むしろコマンドベースの操作系の方がシンプルに目的の動作を実現できることが往々にしてあります。MS-DOSの時代なら、バッチファイルを作成して行っていた作業ですよね。Windows向けに作られたソフトウェアを物色する手もあるわけですが、今回はスクリプト等を活用して処理してみようかと思い、現在研究中。成果は追々発表するつもりです。
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