とりあえず、CF-R4へのWindows 7のインストールが済みました。Windows 7のデスクトップ画面の構成要素…例えばウィンドウ枠の太さ、デスクトップ上のCPUメーターなどのガジェット(サイドバーに縛られなくなりました)の大きさなどはVistaから変わっていません。Vistaから導入された新インターフェースのAeroが使えないのも同じですが、これはもう最初から期待していませんでしたし、仕方ありません。
要するに、見た目はあまり代わり映えしないはずなんですが、見比べると何故かすっきりしたイメージを受けます。タスクバー周りのデザイン、特に通知領域のアイコンがずいぶんシンプルになったのが影響しているのかも知れません。
すっきりしたのは見た目だけではありません。動きがずいぶん軽くなったような気がします。Vistaで感じていたような「もっさり」感は全くありません。しかも、CPUメーターの使用率の数値も、Vistaの時よりも低く抑えられています。Vistaではなかなか一ケタに落ちませんでしたが、Windows 7では5%未満の数字になっているのもよく見かけます。
これが、Windows 7自身の素性の良さから来ているのか、SSDや潤沢なメモリなどハードウェアの差に起因しているのかははっきりしませんが、まだデバッグコードも混ざっているであろうβ版の段階でこれだけ普通に動いてくれれば、製品版にはついつい期待してしまいます。巷のライターさんたちがベタ褒めなのもわかる気がします。
さて、新しいOSを導入するときに常にポイントになるのが周辺機器のドライバー。過去の挑戦では、ここでかなり苦労させられました。特に、根本的にOSの構造が変わったWindows 2000やVistaのときには大変でしたね。
しかし、Windows 7の場合は、Vistaのマイナーバージョンアップということで、この点ではあまり苦労せずに済みそうです。Microsoft社でも、基本的にVista用のドライバーが使えることをアナウンスしています。実際に、内蔵デバイスや外付けの周辺機器のドライバも、Vista用をちゃんと使えています。
ただ、それ以外の部分が理由でインストールに苦労する場面は見られます。例えばウィルコムのデータ通信カード・WS014INの場合には、「Internet Explorer 7が必要だから」という理由で、自動セットアップが使えません。Windows 7に組み込まれたInternet Explorer 8では、バージョンチェックで弾かれてしまうわけです。ドライバを個別に手動インストールして、電話番号等も自分でセットアップしていけば使えるんですが、少々面倒です。
もっとも身近なデバイスの一つがプリンター。プリンターの設定画面は、他のデバイスの一覧画面と統合されて新しくなっているので、ちょっと心配していましたが、試してみると特に問題にはなりませんでした。ネットワークプリンターとして動作するブラザー・MFC-610CLNは、ネットワーク上のプリンターを検索するとすぐに見つかり、Windows Update経由でドライバーがインストールされました。ドライバーの検索にちょっと時間がかかりましたけどね。
仮想USBドライバーを組み込んで双方向通信を行うコレガ・CG-FPSU2BDの場合は、インストーラを起動すれば普通にドライバーが組み込まれます。ポートに接続されたPIXUS iP8600は自動的に認識され、Windows Updateでセットアップできました。ユーザー側のややこしい操作はほとんど必要ありません。
余談ですが、Windows 7では、これまで「コンピュータ」「プリンタ」「ドライバ」などと書かれていた言葉が「コンピューター」「プリンター」「ドライバー」などに変更されています。見慣れなくて、最初はかなり違和感がありました。まあ、そのうち慣れてしまうのでしょうけどね。
まだまだ試してみなくてはならない周辺機器もありますが、どうやらWindows 7ではドライバーに関してはあまり苦労はせずに済みそうです。思い切っていろいろ試してみることにしましょう。報告はまた回を改めて。
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