前回に引き続き、Windows 7の公開β版をインストールしたレッツノート・CF-R4Gに、いろいろな周辺機器をつないでみました。
ちゃんと使えるものがほとんどなんですが、行き詰まってしまったのがバッファローのUSB接続ワンセグチューナー「ちょいテレ」・DH-ONE/U2のセットアップでした。ドライバーも、ワンセグ視聴用ソフトもちゃんとインストールできたように見えるんですが、ワンセグ視聴用ソフトを起動した直後に画面がフリーズ。電源を切るしかなくなってしまいます。
最初は、ちょいテレは周辺機器の中でも比較的特殊なので仕方ないかな…と思ったんですが、そこでふと頭をよぎった別のトラブルがありました。実は、CF-R4GにWindows 7をインストールした環境では、Windowsエクスペリエンスインデックスが全く測定できていなかったんです。何度測定させても途中でマウスカーソルが凍り付き、Ctrl+Alt+Delも効かず、電源スイッチを切るしかなくなってしまいます。フリーズした瞬間の画面を見ると、「Windows Mediaのデコード性能を評価しています」と表示されていました。
気になってはいたものの、とりあえずその場ではトラブルシューティングを後回しにしてあったんですが、考えてみると、ワンセグ放送もWindows Mediaも動画と音声を扱うことでは共通しています。もしかして、根は同じところにあるのでは?と思い、改めてメディア関係をチェックしてみました。すると、Windows MediaやMPEGの動画ファイルをWindows Media Playerで再生するだけで、同じようにシステムが止まってしまいます。音声だけのMP3ファイルはきちんと再生できました。どうも、動画を再生することができない…という症状のようです。
ネットサーフィンして情報を手繰ってみると、CF-R4Gと同じ915GM/GMSチップセットの統合グラフィックでは、この症例がすでに見つかっているようです。ノートPCの場合、デスクトップ機のようにビデオカードを差し替えてやるわけにも行きませんから、そう簡単にトラブルは回避できません。ドライバーのレベルで回避できる問題なら良いのですが…。
現時点で、CF-x4世代のレッツノートへのWindows 7公開β版の導入は手放しではお勧めできません。動画は一切使わない!と言い切れる方なら大丈夫かもしれませんが、今や動画はネット上でふんだんに活用されていますし、ちょっと判断の難しいところです。
せっかくのβテストですし、不具合はMicrosoft社に報告しておきましょう。チップセット名が正確に表示されるドライバーを用意してくれているくらいですから、発売までにはきっと何とかしてくれるはずです。
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