予定通り、月曜日・12日に妻の紫緒と娘と一緒に車で下田に戻ってきました。東名高速は浜松ICから沼津ICまで利用するわけですが、途中の清水ICで一度降りて、また乗り直しました。休日の昼間なら、100km未満の利用は2回まで50%offになりますからね。ちょこっと降りて100km未満に分割するだけでほぼ半額になるんですから、利用しない手はありません。
沼津ICを降りた後、帰り道にサントムーン柿田川のエイデンに寄りました。一番の目的は娘のおむつ替えだったんですが、Weekly SSKで話題にしたVAIO type Pのハリボテくらいは展示してないかな?と、ちょっと期待もありました。
見に行ってみると、なんと展示されていたのはハリボテどころかtype Pのちゃんと動作する本体。店頭での販売は16日からの予定ですが、静岡県内ではここ1カ所だけで先行展示されているのだそうです。紫緒も娘も一緒にいるのに、ついつい我を忘れてチェックに走ってしまいました。
Type Pの情報を見た段階で、気になるポイントはいくつもありました。まずは筐体の強度なんですが、これは思っていたよりもずいぶんしっかりとしていました。これなら、コートのポケットに入れて歩いても、折れ曲がったり液晶が割れたり…というトラブルは少なそうです。
次に、まるで電卓みたいに見えるキーボードですが、これは実際に打ってみると意外にまとも。確かにストロークはかなり浅いんですが、「ペコペコ」感はなく、きちんと打ち込んだ手応えがあります。ある意味、CF-R4のキーボードよりもしっかりしているかも知れません。
CPU・Atom Z520(1.33GHz)+チップセット・US15Wの処理能力は、同じ組み合わせを搭載しているWILLCOM D4を見ていますから、だいたい予想がつきました。メモリが2GBも搭載されているのに、ウィンドウの移動では画面が少々もたつきます。予想どおり、とても「俊敏」とは言えません。ただ、ネット直販ではより高クロック(1.86GHz)のAtom Z540やSSDを組み込むことができますから、パフォーマンスにはもう少し伸びる余地があります。
最大の不安要素が、8型で1600×768ピクセルという、超高精細の液晶ディスプレイでした。そして、これは予想していたとおりの細かさ。計算してみると約220dpiになりますが、自宅の20インチワイド画面の倍以上の細かさになるわけで、これはいくら何でも小さすぎます。
先に触れたとおり、キーボードがしっかりしているだけに、レッツノートなどと同じように背筋を伸ばして膝の上で打ちたくなるわけですが、この姿勢をとってしまうと、アイコンのキャプションどころか、タスクバーのタイトルすら読むのにちょっと苦労します。携帯電話やW-ZERO3のように、本体を両手で保持して親指でキーボードを打つなら、この細かさでも何とかなるかもしれないんですけどね。
この細かさの副作用で、マウスポインタを所定の位置に持って行くのは困難を極めます。ウィンドウを閉じるために「×」ボタンを押すのにも一苦労です。ThinkPadと同様のホームポジション付近にある「イボ」で操作するんですが、目標が小さすぎて、追従性を評価するどころの状態ではありません。
もっとも、字の細かさについては、画面設定でフォントを大きくすることで対応できるはずですし、マウスポインタについては、キーボードを駆使した操作を覚えることで操作頻度をかなり減らすことができます。Type Pには、ハードウェアで「ウィンドウを並べる」専用ボタンが用意されているんですが、これは手動でのウィンドウ操作の難しさをフォローする意味合いが大きいのでしょうね。
総合的に見ると、前回にも触れたとおり、外出先でブログを更新するなどの目的には最適の道具になる可能性はあると思います。もっとお財布に余裕があれば、来月の無線WANモジュール登場を待って予約してしまったかも(苦笑)。
ただ、今買えないとなると、今度は買いどきが問題になるかも知れません。Windows Vistaの次のOS・Windows 7(うぃんどうずせぶん)の足音も聞こえてきましたし…。まあ、レッツノートも開腹手術でテコ入れをしたばかりですし、もうちょっとがんばりましょう。
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