先々週、先週に続いて、今週末も家族で出かけることになりました。毎週のように出かけても、全然ネタが切れないところが伊豆の奥の深さですね。
今週の目的地は熱海梅園。日本一の早咲きの梅園といわれる、全国的にも知名度が高い梅の名所の一つです。1月17日から、熱海梅園では梅まつりが開催されています。60品種の梅が次々に咲き始め、これから3月22日の梅まつり終了までずっと開花が楽しめるのだそうです。
昨日・1月31日はあいにくの雨模様。いつもなら土曜日に出かけて日曜日は自宅でゆっくり…というパターンですが、今回は天気の回復した今日の出発となりました。来週に延ばす選択肢はありませんでしたね。これから先、伊豆には季節限定のイベントが目白押しです。行けるタイミングで行っておかないと。
熱海は伊豆半島の東側の根元あたり。下田からは約70km離れています。電車に乗っていけば約1時間半、車なら2時間くらいの行程です。熱海梅園はJR伊東線の来宮(きのみや)駅(熱海駅のすぐ西)から徒歩で約10分の場所。電車で行こうか迷いましたが、娘を連れて行くことを考えて、今回は車で出かけました。
熱海に限らず伊豆の観光地はどこもそうなんですが、ここが静岡県である…と言われてもあまりピンと来ません。下田からなら国道135号線や伊豆急で北上すればよいのですが、新幹線の駅はあるものの、車では静岡県の中・西部からはアクセスが意外に不便な場所です。逆に、首都圏からだとちゃんとアクセスルートがあり、すんなり行くことができます…渋滞には悩まされそうですけどね。
これまた伊豆はどこに行ってもそうなんですが、熱海も平地が実に少ない町です。海岸と山の間の狭い場所にはぎっしりと建物が建っていますし、山を登っていった斜面にも建物が点在しています。そして、これらを結ぶ道路は狭くて急な坂が多いです。歩くのは体力的に大変ですし、車で行くと取り回しには実に気を遣います。
最初、梅園の駐車場に入り損ねてしまい、引き返そうと思ったんですが、車を回せる場所がなかなか見つかりませんでした。結局、山の斜面に建つホテルの駐車場を使いましたが、これも実に狭くて難儀しました。幸い、戻ってきたら駐車場には待ち時間10分ほどで入れましたが、そううまく行くとは限りません。車で行く必要がないのなら、電車で行くことをお勧めします。
ただ今の熱海梅園は、梅まつりもまだ始まったばかりということで、全体としては2~3分咲きといったところでしょうか。それでも、白い花、赤い花と色とりどりで、楽しませてもらえます。
一つ一つの株を見ていくと、すでに数多くの花が開いているものを結構見かけます。こうした早咲きの株があるおかげで、年明け前から楽しめてしまうわけです。もちろん、一方ではまだまだつぼみを固く閉ざした株も数多くあります。一番華やかに見える時期は、もう少し後になりそうです。
梅園の一番高いところに足湯があります。梅まつりの期間だけ営業するのだそうです。園内では意外にたくさん歩くことになるので、これはありがたいですね。ただ、大盛況でなかなか入れそうにないので、今回は残念ながら入湯はあきらめました。
この日は、梅園に着いたのが午後2時頃。すっきりと晴れた日だったんですが、それほど時間も経たないうちに西の山に日が沈んでしまい、梅園の一帯は日陰になってしまいました。幸い、寒さはそれほどでもなかったんですが、写真を撮ろうとすると日陰はやっぱり寂しいですね。時間が許せば、もう少し暖かくなってから、今度は電車で来てみましょう。余裕のある時間に着けるはずです。
この日も、梅園で娘を歩かせました。思うに任せて(?)どんどん歩いていってしまうので、見ている方がハラハラします。ほかの人たちにぶつかってしまいそうで怖かったですね。爪木崎の水仙のときは地面から生える水仙を見ていたので、娘の姿は視界に入りやすかったと思うんですが、今回は上を見ている人だらけですから。
家の中は縦横無尽に歩き回っている娘ですが、外に出かけるとまだまだそうもいきません。この日は、急な上り坂や下り坂でちょっと苦労したようです。一生懸命バランスをとりながら歩いていました。こうしていろいろな場所で経験を積んで、一人前に歩けるようになっていくんですよね。その日が楽しみではありますが、そうなれば心配もまた増えていくはずです。
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