しばらくの間、レッツノート・CF-R4にWindows 7の公開β版をインストールして使っていたんですが、とりあえずβ版のテストは終了!ということにして、Windows XPをインストールし直しました。
最大の理由は、やはり動画を再生するとシステムがフリーズする問題。今のところ、修正版のビデオドライバ等はまだ公開されていないようです。あのときにも触れましたが、動画はいろいろなソフトウェアの中で「ちょっと我慢すれば済む」というレベル以上に活用されています。起こる不具合の深刻度も高いですし、日常的に使い続けるにはちょっと辛いかな、と判断しました。
あと、Windows 7を使っていて結構困ったのがウイルス対策ソフト。これまで使っていたウイルスバスター2009は、一見普通にインストールできたように見えたんですが、今までに見たことのないような警告メッセージが頻発するようになりました。トレンドマイクロからは正式に対応のアナウンスがなかったので、文句も言えないんですけどね。
Windows 7への対応を明言しているものの中に、一太郎のジャストシステムが取り扱っていることでも有名なカスペルスキーのアンチウイルスのβ版があったので、これをインストールして使っていました。しかし、こちらも結構警告の出る頻度が高く、ちょっとストレスを感じていました。
そして、もう一つストレスを溜める要因になったのがモバイルでのネットワーク環境でした。レッツノートを持ち出しての外出時には、主にウィルコムのAIR-EDGE回線を使ってインターネットにつなぐことになります。AIR-EDGEには、データを圧縮して体感速度を最大5倍に向上させるMEGA PLUSというサービスがあるんですが、これを利用するためのクライアントソフトがWindows 7では正常に動作しません。
Windows 7をインストールしてから、浜松に泊まりがけで行く用事があって、AIR-EDGEをかなり使い込むことになりました。数百kbpsという、速度差が明確に体感できるレベルでの差であるだけに、かなりストレスになります。これはちょっと見逃せませんでした。まあ、こちらもソフトウェアの問題なので、正式版のWindows 7が出てくるまでには何とかなるのでしょうね。
他にも、いくつか周辺機器をつないでみました。一応まとめておきましょう。
携帯電話 FOMA N905iμ:
インストーラのプログラムがバージョンチェックに引っかかって起動不能。仕方ないので、製品添付のCD-ROMからドライバを個別にインストールしていきました。
USB接続ケーブルを差し込むと、Windows Updateにドライバーを探しに行き(スキップすることができます)、結局「不明なデバイス」として認識されます。デバイスマネージャーでこの「不明なデバイス」にUSBドライバーをインストールすると、今度は「不明なデバイス」が3個出現。これにモデムなどのドライバーを割り当てていくと使えるようになります。
イメージスキャナ CanoScan LiDE 600F:
製品に添付されているCD-ROMからソフトウェアをインストールできました。その後スキャナを接続すれば、普通に使えるようになります。
Bluetooth USBアダプタ PTM-UBT3S:
USBポートに差し込めば、標準のドライバがセットアップされます。
IrDA USBアダプタ IrSTICK:
これもUSBポートに差し込めば標準のドライバが組み込まれ、すぐに使えるようになります。
USB接続ワンセグチューナー「ちょいテレ」・DH-ONE/U2:
既に紹介しているとおり。現時点では全く使い物になりません。ただ、おそらく915GM系のドライバの問題と思われるので、そこさえクリアできれば動きそうな気がします。
アプリケーションソフトについては、先に触れたような「ドライバとしての動作」をするものだと引っかかるものがあるようですが、そうでなければごく普通にインストールが可能です。Office 2003は全く問題ありませんでしたし、一太郎2007に添付されている日本語入力システムのATOK 2007も、ちょっと心配したんですがちゃんと動いてくれます。おそらく、Vistaで動いているものなら問題はほとんど起きないでしょう。
総合的に見ると、Windows 7というOSそのものについては、Vistaの登場当初のような不満はあまり出てこない、最初からデキのいい即戦力になりそうです。来年前半になるであろう、製品版の登場に期待しましょう。その前に一般向けに出てくるかもしれないRC版にも、ちょっと期待しておきます。
コメントを残す