メジャーリーグ・マリナーズのイチロー選手が、今シーズン初の公式戦となる15日(日本時間16日)のエンゼルス戦で2安打を放ち、張本勲氏が持つ日本プロ野球出身選手の最多安打記録3,085本に並びました。3月のWBCでの不調、その後胃潰瘍での故障者リスト入り…と、この春の彼はちょっと大変だったんですが、まるで何事もなかったかのようにグラウンドに戻ってきました。
その3,085本目の安打は満塁ホームラン。決してホームランバッターではない彼ですが、こうした節目には結構ホームランを打っています。明らかに狙ったようなアッパースイングで、この日球場で観戦していた張本氏の目の前で、見事に仕留めました。
翌日・16日の試合でも1安打を放ち、昨年彼が積み残した宿題の一つは、たった2日で片付いてしまいました。こうなるような気はしていましたが、それを実に淡々と達成してしまうのが彼の魅力になっています。それでも、近年は様々な感情も私たちファンに吐露してくれるようになってきましたが。
現在35歳のイチロー選手。このままのペースでヒットを打ち続けると、40歳のシーズン頃には日米通算4,257安打で「プロ選手として世界一多くのヒットを放った選手」になっているかも知れません。おそらく、これからは身体の衰えとの戦いにもなってきますし、あまり安直に考えることはできないのでしょうけど、それでも淡々と記録を達成することを期待してしまいます。
投稿者:
コメントを残す