今日は、先月に出かけた松崎町の「田んぼをつかった花畑」に再び足を運びました。4月になり、県道沿いの桜並木もそろそろ見頃になっていますから、また違った楽しみ方ができると思ったわけです。
ところが、午前10時頃に現地に着いてみると既に道沿いの駐車場はすべて満車。花畑付近の道は渋滞を起こしていました。松崎市街から向かってくる対向車線の方が渋滞が激しいのは、土肥方面から国道136号線を南下してくる観光客が多いからでしょうね。
これでは車を止めるまでに何時間かかるかわかりません。私と紫緒だけなら、その場で粘る選択肢もあり得ますが、娘も一緒にいるわけですし、今回はあきらめてまた出直すことにしました。それでも、せっかく松崎まで走ってきたことですし、そのまま帰るのももったいない…ということで、ちょっと他で遊んで帰ってきました。
今回の行き先は堂ヶ島。花畑からなら車で10分もあれば到着するご近所です。ここには、下田に引っ越してきたばかりの昨年4月、そして火祭りの行われた7月に来ています。今回は、遊覧船に乗って海から景色を楽しむことにしました。
断崖絶壁の海岸線と、沖合に浮かぶ島々が特徴の堂ヶ島海岸。日中、10~15分おきくらいで遊覧船が運航されています。紫緒は以前堂ヶ島を訪れたときに船に乗ったことがあるそうですが、初めてだった私はすっかりはしゃいで写真を撮りまくっていました。
遊覧船のルート一番の見せ場は、船から洞窟に入ると天井にぽっかりと穴が開いている「天窓洞(てんそうどう)」でしょう。真っ暗な洞窟の中で、スポットライトが当てられたように円く水面が光っています。写真ではなかなか伝わりにくいところなんですが、実に幻想的です。見上げた空の青さも気持ちいいですし、是非よく晴れた日に行きたいところです。
この天窓洞、離れ島ではなく伊豆半島と地続きの場所にあるので、遊歩道を通って上から覗きに行くことができます。タイミングさえ合えば、船が下を通るのも見られます。船上の皆さんと手を振り合って、コミュニケーションを楽しみました。景色の美しさでは船から見上げた方がずっと上だと思いますが、視点の変わる楽しさを味わえます。是非天窓洞の上にも足を運んでみてください。
なお、特に家族連れの皆さんには、先に船に乗ることをお勧めします。穴が開いていて、下に水があるのが見えると、つい上から物を投げ入れたくなる衝動に駆られるものです。先に船に乗って穴の下に行っておけば、子供たちも上から物を投げられたときの恐ろしさが想像できる…かも知れません。
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