4月になりました。4月といえばやっぱり桜の季節。これまでにも桜は何度となく話題にしています…ただ、今年は2月の初旬から桜を見続けてきたので、ちょっと調子が狂った感もありますが(笑)。4月になる前に、存分に楽しんでしまいましたね。今年の桜は、昨日行ってきた「さくらの里」あたりで最後になりそうです。
「さくらの里」も全国にいくつかあるようですが、伊豆で「さくらの里」といえば、伊豆高原・大室山の山麓にあるさくらの里。4haの広大な敷地に、40種・3,000本の桜が植えられている公園です。はままつフラワーパークの桜と同様に様々な品種が混ざっているので、年明けから初夏にかけて、さらには秋にも花が咲く、見頃の長い花見スポットになっています。
例によって、昼前に下田の自宅を出発。途中で食事をしながら、のんびりのお出かけです。1時間半ほどでさくらの里に到着しました。駐車場に止められるか心配していたんですが、入口付近でちょっと車が詰まっていたものの、それ以外はあまり待たされずに駐車することができました(少々狭くはありましたが;苦笑)。熱海梅園のときとは大違いです。やっぱり土地が広いからなんでしょうか。
さくらの里には、予想通り多くの人々が訪れていました。ソメイヨシノは満開から散り始めというところで、早咲きの品種はすっかり葉桜になっていました。一方で、八重桜などはまだまだこれから。もうしばらくは、桜を楽しむことができそうですね。盛りだくさんの様々な桜が、入場料どころか駐車料金も要らず完全無料で楽しめる美味しいスポットです。
ちなみに、背景に見えているのが大室山。ラーメンのどんぶりを伏せたような見事な円錐形の火山で、全体がカヤで覆われています。このカヤの生育を促すために、2月に山全体に火を放って「山焼き」をすることでも有名ですね。
この時期はまだ黄色っぽいはげ山のような状態になっていますが、これから鮮やかな緑色に染まっていくはずです。山頂のカルデラには、リフトに乗って行けるようになっていますが、こちらはまたの機会にしましょう。
この日も、もちろん娘をどんどん歩かせるのが目的の一つでした。爪木崎に出かけたときのように、駐車場に車を入れた頃にちょうどお昼寝モードに入ってしまいましたが、ベビーカーに乗せて連れ出したらすぐに起き、身体をバタバタさせて「降ろせ」と意思表示。まだ言葉で意志を伝えるところまでは行きませんが、彼女の思っていることがかなりわかるようになってきました。こちらの意志もかなり伝わるようになってきました。
もうすぐ1歳5ヶ月になりますが、段差のないところならほぼ自由に歩き回り、ときには走っていくこともあります。行動範囲が広がっていくことは成長の証ですから嬉しいんですが、一方でまだ自ら判断して危険を予測する能力はありませんから、一瞬たりとも目を離せなくなります。まだまだ大変な時期が続きそうです。さくらの里は基本的に芝生に覆われた緩やかな斜面ですから、こうしてよちよち歩きレベルの小さな子供を遊ばせるには比較的安心できますね。
同じことを考える人が多いからか、この日は私たち以外にも子供連れの家族を多く見かけました。娘は、小さな子供がいるのを見つけると、そこに近づいていく傾向があるようです。そんなときでも、娘は意外に子供たちからかわいがってもらえます。親の側からすると、子供同士で何かトラブルを起こさないか心配してしまうところですが、意外に子供たちの間ではきちんとコミュニケーションがとれているのかも知れませんね。この日は、小学生くらいの女の子からフリスビーを貸してもらって、手にとって喜んでいました。
まだまだ子育ては大変だと思うことが多いんですが、最近は他の子供たちを見たときに「かわいいな」と思えるようになってきました。以前は、子供連れを見ると「大変だろうなぁ」という思いが先に立ったものでした。少しは私の周囲の状況も、私自身の心境も変わってきたのかも知れません。
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