レッツノートの2009年夏モデルが発表になりました。相変わらずほとんど代わり映えしない…と言いたいところですが、シリーズ全体を眺めてみると変化はそれなりに感じられます。
まず気が付くのは、これまでF、Y、W、T、Rの5機種構成だったラインナップから、2番目に大きなYシリーズが消えたこと。「取っ手付き」のワイド液晶機・Fシリーズの追加で、中途半端な立ち位置になってしまったYシリーズは、正直なところ「いつ消えるのか」と思っていたので、これはまあ順当な変化です。光ドライブ非内蔵で12.1型液晶のTシリーズもかなり影が薄いので、次のモデルチェンジあたりで消えるかも…と思ったりします。
そして、もう一つ面白かったのがFシリーズの変化。液晶画面の解像度が1440×900ドットから1280×800ドットに下げられ、CPUが他のシリーズと同じ超低電圧版のCore 2 Duoに変更されています。どちらも、数値的にはグレードダウン。しかし、その代わりにバッテリーで約10時間動かせるようになりました。ビジネスモバイルの肝は、高速な処理よりも動作時間の長さ…ということなのでしょうか。細かすぎない画面解像度も含めて、おそらくユーザーへのリサーチに基づいた仕様変更です。
CF-F8Gの場合、高解像度の画面や高クロックのCPUは直販のマイレッツ倶楽部で選択できますから、これらのニーズにも応えられる仕組みになっています。マイレッツ倶楽部では、他にも高性能SSD内蔵のモデルや本革張りの天板など、あらゆる面で「ぶっ飛んだ」レッツノートを選べます。ラインナップは高級志向で、ネットブックとは戦わない姿勢をますます鮮明にしていますね。考えてみると、他社の動向をあまり気にしないのも昔から相変わらずです。
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