連休中に登場したWindows 7のRC版を、早速…と言い切るには少々時間がかかってしまいましたが…レッツノート・CF-R4にインストールしてみることにしました。
RC版の入手方法やインストールの手順については、基本的に公開β版のときと変わりません。クリーンインストールで作業を進めていくことになります。インストールの所要時間は公開β版のときより少々遅くなった気がしますが、それでもかなり早いと感じます。
最初に気になったのが、動画再生の問題が解決しているのかどうか。インストール直後にはディスプレイドライバは「標準VGAディスプレイアダプタ」の状態で、この状態なら動画再生は可能です。
そこで、ディスプレイドライバを915GMS用のものに変更しようと思ったんですが、これがWindows 7 RC版では標準で用意されていません。Windows Updateでダウンロードできるドライバもなし。Windows 7では、この世代のチップセットは正式にサポートする気はないのかも知れません。Intel社からすれば、そんな古いチップセットの製品を使うくらいなら「Centrino 2を買ってよ」と言いたいのかも知れませんね。私だって買えるものなら買い換えたいんですが(涙)。
そこで、Vista用のディスプレイドライバをインストールして試してみたところ、今回はちゃんと動画が再生できました。「ちょいテレ」のインストールにも成功し、放送視聴プログラムもフリーズせずに起動しましたが、残念ながら下田ではワンセグの電波の受信が非常に困難で、ちゃんと視聴できるのかどうかは未確認です。
ちなみに、公開β版でしばしば見られた、ドライバ等をインストールするときの互換性問題による不適合のメッセージは、RC版ではほとんど見られませんでした。このあたりはβ版ユーザーからのフィードバックで改善されたのかもしれませんね。
動画が再生できるようになったおかげで、Windowsエクスペリエンスインデックスが評価できるようになりました。結果はこのとおり。ビデオ関係がネックになって評価が1.0になる…というシナリオは予想通りでした。
Aeroを有効にできないのもこれまで通り。ネットブックたちやVAIO Type Pなどでは、β版では使えなかったAeroを有効にすることができる…との報告もあり、もしかすると?とわずかに期待はしていましたが、さすがにハードウェアの古さはどうにもなりませんでした。
Vistaのときからそうでしたが、Windows 7でAeroが使えないと、最大の特徴とも言えるユーザーインターフェースの魅力が激減します。演出の派手さだけでなく、実用的にも便利そうな機能が盛り込まれていますし、ちょっと残念なところです。他にもOSとしての改善点はあるわけですが、自作デスクトップでのAeroの使い勝手と比べてしまうと、見ていてなんだか寂しい気持ちになってしまいます。
一方、メモリやハードディスク(といってもCF-R4には既に「ディスク」は入っていませんが)の数値は結構高いんですよね。デスクトップ機みたいにビデオカードも交換できれば、まだ延命ができそうなんですが、さすがにチップセットに統合されていては無理な話です。
一部のドライバとして動作するソフトウェアでの互換性の問題はまだ残ったままです。以前のRC版OSだと、公開β版よりパフォーマンスがかなり改善していたのですが、今回は全然感じられませんでした。確認したい内容はほぼ確認できましたし、あとはソフトウェアの対応に注目しながら、ひとまずはまたXPに戻しておくことにしましょう。
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