ウィルコムが、法人向けに提供していた高速モバイル通信サービス「WILLCOM CORE 3G」を、6月28日(日)から個人ユーザー向けにも開放するのだそうです。現在、予約受付中となっています。
下り最高7.2Mbps(上りは384kbps)、人口カバー率100%…という内容は、NTTドコモのFOMAネットワークを使ったサービスですから当たり前。今さら特筆すべきものでもありません。
目を惹くのが、月額料金が「0円から」という価格設定。この中に1,050円分(25,000パケット)の無料通信が含まれるのだそうです。これを超えると0.042円/パケットで上限金額は5,985円。NTTドコモが7月から始める「定額データプラン スタンダード」と比べると、スタートラインが安い分だけ安い…ということになるようです。まあ、とことん使い込むのなら上限金額は同じなんですが。
ただ、ちょっと気になるのは、WILLCOM CORE 3Gの説明に「PRIN(ウィルコムのプロバイダですね)接続料945円」という記述があり、この接続料はインターネット接続を利用しない月でも発生する…と説明されていること。PRINでの接続が必須だとすれば、「0円から」の表記にはちょっと問題ありかも知れません。もうちょっと調べてみる必要がありそうです。
WILLCOM CORE 3Gは、この秋から始まる予定のWILLCOM CORE XGPには速度では及びませんが、サービスエリアの広さでは有利です。互いに補完しあって生きてくるような気がします。使い分けを意識せずに利用できるシステムができあがるとおもしろいんですが、それはさすがにちょっと難しいかも知れません。
一方、AIR-EDGEと比べると下り速度が速く、サービスエリアが広い代わりに利用料金が高くなる…という位置づけになります。時々しか使わないことを考慮すれば、定額料金分が安いのも魅力です。ただ、乗り換えるとなるとスマートフォンとの関係もありますし…まあ、あわてず考えてみましょう。WILLCOM CORE XGPの始まる10月が近づくと、また状況は変わるかも知れません。
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