今朝5時07分に、駿河湾を震源とする地震があり、静岡県内では最大で震度6弱の揺れを記録しました。下田市での揺れは震度5弱ということでしたが、それでも突然の激しい揺れに私たちはびっくりして飛び起きました。
起きた瞬間に思ったのは、「ついに来たか!」ということ。静岡県民は、もう30年以上も前から、マグニチュード8クラスの大地震・東海地震が来るぞ、来るぞ…と頭に叩き込まれています。ついに東海地震の起こる日が来たか!というわけです。
震度5弱というと、私にとっては14年前に京都で体験した阪神・淡路大震災のときの揺れと同程度。体感的にも、ほぼ同じだったような気がします。あのときはその場で座ったまま動けませんでしたが、今回はまず娘の側に寄り、本棚などから何か降ってこないか注意を払いながら、揺れが収まるのを待ちました。紫緒はすかさず部屋の扉を開けて、避難路を確保していました。さすが夫婦そろって静岡県出身、繰り返された訓練の成果で、こういうときの反応は心得ています。
しかし、今回の地震は予想されていた「東海地震」そのものではなく、関連もないものと考えられるのだそうです。震源域こそ想定されている区域内でしたが、確かにマグニチュードは6.5とかなり低いですし、そもそも発生のメカニズム自体が全然違うのだとか。
それでも静岡県中部ではかなり目に見える被害がありました。東名高速では路肩部分が崩壊した箇所があり、しばらくは通行止めになるようです。特に物流関係がかなり大きな影響を受けているようですね。東海道新幹線もしばらく運行を見合わせ、多くの人々に影響が出ました。震源に近い中部電力の浜岡原子力発電所では、原子炉が無事自動停止しました。目立った被害は出ていないようです。
今回のことで、静岡県に大きな地震が来るとどうなるのかがある程度見えたのは、来るべき東海地震に向けて良いデータになるような気がします。もっとも、本物の東海地震はこの程度では済まないはずです。覚悟しておかないと。
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