ちょっとお待たせしてしまいましたが、スペースワープ10000の組み立ての続きです。前回は、アームを組み立てただけで力尽きてしまいましたが、今回はもう少しがんばりましょう。想像力を働かせれば、完成図が見えてきそうなところまで進んでみるつもりです。
アームの次に組み立てるのがシーソー。これが実際にどう動くのかは、後日動画で見せたいと思っていますが、その名の通り落ちてくるボールを受け止めて、支点を中心に動くパーツです。私が20年以上前に組み立てたスペースワープにはなかったギミックです。
シーソーの機構そのものは既に組み上がっていて、私がしなくてはならないことは、これにレールを組み付け、アームと同様のホルダーを取り付けることだけです。ここで、約16,000mm(つまり約16m)のロールで巻かれているレールを、初めてニッパーで切断することになります。たった55mmを4本切り取るだけなんですが、意外に緊張する一瞬です。切り取ったレールは、クセを直し、まっすぐにして取り付けましょう。
次に組み立てるのはエレベーター。コースを走り降りてきたボールを、再び一番上まで運ぶ装置です。モーターと電池ボックスの入ったギアボックスはユニット化されているので、これにシャフトや螺旋状のエレベーターウォーム(これで回転運動を上向きの直線運動に変換するわけですね)を取り付けていきます。
基本的には説明書通りに組み立てれば大丈夫なはずですが、特にエレベーターウォームがちゃんと軸にはまっているかどうかに気をつけましょう。机の上に立ててみると、改めて完成時の大きさが実感できますね。
きちんと動作するかどうか、単2乾電池(別売り)を入れて試してみました。意外に動作音が大きいのが気になりますが、基本的に「おもちゃ」ですから、この辺は仕方ないところなのかも知れません。
さて、いよいよここでベースに登場願いましょう。アームを取り付けたシャフトやエレベーターを、ベースの上に組み付けていきます。シャフトのどの位置にアームを取り付けるかは、実寸大の図面で解説されているので、図面上にシャフトを置いてアームの位置を合わせて組み立てていきます。…もっとも、この位置は後で微調整が必要になるはずですが。
アームの他にも、シャフトにはいろいろなギミックを取り付けていきます。先に組み立ててあったシーソーもその一つですが、一番の大仕掛けがこの大回転ユニット。アームがゆっくり回転しながらボールを上のレールから下のレールに運び、そのまま1回転して元の位置に戻るようにウェイトの位置を調整します。
大回転ユニットと対になるのがスタートユニット。一回りするのに時間がかかる大回転ユニットに、同時に複数のボールが入っていかないように、ボールを一つずつ排出する仕掛けになっています。大回転ユニットと同様に、とりあえず実寸大図面の位置に取り付けておきますが、後で調整が必要になります。
エレベーターも図面通りの位置に乗せると、こんな風になります。あとはレールを敷設していくだけになりました。
何となく完成時のイメージが見えてきた気もしますが、実はここから先が結構大変な作業です。というよりも、レールを敷設していくところこそが、スペースワープのもっとも難しい部分であり、醍醐味でもあります。そう考えると、ここまでは下準備だと言っても過言ではありません。…続きはまた回を改めて。
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