F-03Bを使い始めてから、もうすぐ1ヶ月になります。私にとっては初めての富士通製端末ということで、操作感の違いに慣れることができるのか不安でしたが、全くの取り越し苦労でしたね。実に快適に使えるようになりました。確かに操作感は違うんですが、違うというよりもむしろ大幅に改善されている…という印象です。
一番大きいのは、インターフェースがきびきびと動くこと。2年前のN905iμよりも画面描画はリッチになっていると思うんですが、ほぼストレスのない動きを見せてくれます。文字入力システム・ATOKの強力な予測変換も貢献していると思いますね。文章を入力するためにキーを叩く回数は、T9を使っていた頃と比べてもそれほど増えた気がしません。
今どきのケータイで最も使用頻度が高い機能の一つが、iモードブラウザではないでしょうか。実は、F-03Bに限らず、昨年の夏モデル以降ではiモードブラウザの仕様がずいぶん変更されています。
「i」のアイコンが付いたキーを押したときに、いきなりiMenu画面が表示されるようになった(設定は変更できます)ことからして大きな変化なんですが、それ以上に大きな変化なのが方向キーとソフトキーの使い方。従来のiモードブラウザでは、方向キーの上下を押すとページがスクロールし、順にリンクのある場所にフォーカスが移動しました。決定キーでリンク先に移動。そして、左右のキーはページを進んだり戻ったりするときに使っていました。
新しいiモードブラウザでは、方向キーの上下左右すべてがフォーカス移動に使えるようになりました。ページを進んだり戻ったりしたいときには、右下と左下のソフトキーを使います。ページの構成によっては、上下左右にフォーカスを動かせるのは便利なんですが、従来通りのテキスト主体のコンテンツ、例えばSSK World mobileのようなWebサイトだと、上下キーだけでは目的のリンクにフォーカスを移せないことがあり、微妙なストレスを感じることも結構あります。ちょっと対策を考えた方がよいかも知れません。
複数のページを同時に開くタブブラウジングができるようになったのも変更点。まあ、これは私の前の相棒・N905iμのブラウザでも既に実現していたんですけどね。これは便利です。
Webコンテンツの表示性能自体もかなり強化されています。1ページあたりの最大サイズが100KBから500KBに大幅に拡大されている他、JavaScript、Cookie、WMVやFLVの動画再生など、パソコン用のブラウザでは当たり前になっている機能をずいぶん取り込んでいます。
F-03BのiモードブラウザでSSK World mobileを表示してみていちばん驚いたのは、「お伊勢参り」などの記事に使っているGoogleマップの地図がちゃんと表示されるようになったこと。さすがに、パソコン用と同様の自由な操作はできませんが、コンテンツを提供する側からすれば、これは大きな進歩です。
スタイルシートにも一部対応しているようです。しかし、パソコン用ページをiモードブラウザで見ようとすると、スタイルシートがちょっと悪戯をして、これまでは見られていたはずの表示が崩れてしまうこともあります。
SSK Worldのパソコン版トップページを開くと、タイトルバーの写真が表示されるなど、かなりパソコンに近い表示を見せてくれるんですが、それまでは一番上に表示されていたSSK World mobileへのリンクが、全く表示されなくなってしまいました。何らかの対策が必要ですね。考えてみましょう。
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