浜松に引っ越してから、10日少々が経ちました。先週も触れましたが、1週間そこそこでの慌ただしい引っ越しで、正直なところ「物理的に」居場所を移すことだけで精一杯でした。それでも、「段ボール山脈」や「段ボール高原」はずいぶん小さくなり、リビングには娘が歩き回れるくらいのスペースも空いてきました。いろんな意味で、ようやく周りもちょっと見えてきたかも。
この週末までには、我が家にもようやくブロードバンドが開通しました。これについては改めて詳細を報告しようと思っていますが、私たちのように日々の暮らしをインターネットに大幅に依存していると、これがあるのと無いのとでは大違いになります。
一応AIR-EDGEの回線は使える状況だったんですが、たったの0.2Mbpsでは現代のブロードバンドを前提にしたWWWはどうにもなりません。それでも、転居に伴う手続きにはネット経由が便利なものが結構あって、使うことになりました。あと2ヶ月でお疲れ様…となる予定のAIR-EDGE。最後の活躍、ということになるのでしょうか?
さて、今回は浜松での私たちの新居のお話。この新居、あらゆる意味でこれまで住んでいた下田での住処と大違いなんですが、最大の特徴の一つが、妻・紫緒の実家がすぐ近くにあること。さすがにすぐ隣とまでは行きませんが、我が家からはほぼ真っ直ぐな一本道で、距離は500mくらいしかありません。下田に住んでいた頃の数百分の一です(笑)。
Google Mapでルート検索をしてみると、「徒歩で5分」と案内されます。実際に歩いてみたら、4分少々で着いてしまいました。これなら、わざわざ車を使って出掛ける必要もないくらいです。車だと、一方通行の関係でまっすぐ行くことができない(帰ってくることはできるんですが)ので、駐車場への出し入れなども含めれば、本当に歩いた方が早くなってしまうかも。紫緒も、娘も連れて3人で…となると、また事情は変わってくるかも知れませんけどね。
遠すぎず、近すぎず…という実家との理想的な距離感を表現するのに「スープの冷めない距離」という言い回しが使われたりもしますが、まさにこれを体現するような位置関係だと思います。さすがに、まだ本当に料理を持って行ったりはしていませんが、間違いなく冷めないまま運べます。強力な保温性能のホーロー鍋もありますしね。
まだ新しい浜松生活は10日そこそこなんですが、この「スープの冷めない」距離感に多分に甘えさせてもらっています。最初の数日間は、我が家がとても寝泊まりできる状況ではなかったので、泊めていただくことになりました。その後も、私たちが家の片付けをしている間に娘の面倒を見てもらったりして、実に助かっています。
もっとも、ただお世話になるばかりでもありません。紫緒のご両親は車を運転しないので、ちょっと遠出したいときなどは、私たちのところに声がかかります。このあたりは持ちつ持たれつ…となるわけですが、落ち着いて考えると、持っていただいているものの方がずっと多いような気がして、何とも申し訳ありません。
今は、紫緒のご両親も孫娘と遊べることを楽しんでくれているようです。それでも、託児所に預けるのとは訳が違いますし、あまり甘えすぎないようにしたいですね。「また来たの?」とか言われないように気をつけましょう。せっかくのスープの冷めない距離が、妙な遠さになってしまいかねません。
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