日曜日のはずの更新が、ずいぶん遅れてしまいました。実は、久々にSSK Worldのシステムをちょっといじってみようと思い、思いのほか手こずってしまったんです。しかも、作業はまだ完了していなかったりして…(汗)。このあたりについては、また改めてご報告しようと思っています。
それにしても、気がつけばもう6月。今年は、あっという間に春が終わってしまったような感覚がありますね。怒濤の引っ越しから始まり、浜松に帰ってきてからの2ヶ月は、新しい生活のリズムに慣れるのに精一杯でした。まあ、ほどほどに遊ぶことも忘れてはいなかったつもりですが。
6月最初の週末は、日曜日・6日にイトーヨーカドー浜松宮竹店で開かれたフリーマーケットに出店しました。ここに店を出すのも早くも3回目。雰囲気にはずいぶん慣れてきました。前回は娘の着ていた子供服を箱ごと車に積み忘れる…という大失態を演じてしまいましたが、今回は私や妻の紫緒が着ていた服も含め、大きな袋3個に衣服を詰めて、しっかり車に積み込みました。
今回は大量のハンガーを持って行き、衣類はこれに掛け、布団干しのポールに引っ掛けて並べることにしました。床に平積みにしておくよりも、同時に多くの服を見てもらえます。また、平積みでは手に取って見てもらった後が少々乱雑になってしまうんですが、吊り下げてあればそんなことはありません。
今回もかなり暑くなりそうだったので、ターフテントも持参して久しぶりに組み立てました。おかげで、直射日光にさらされることはなく、体力の消耗もそこそこ抑えられたかな?と思います。しかも、店を覗いてくれる皆さんにもテントに入ってもらうことができて、暑さがしのげます。
ただ、この日は結構風が強くて、テントの足は車に縛り付けておいたものの、風に大きく揺れて怖い思いをすることもありました。周りにもテントを立てている店はいくつかありましたが、我が家のテントがいちばん大きく揺れていたようです。よく見ると、テントの骨組みが他よりもかなり細く見えます。やっぱり、オークションで安く落としたテントだから仕方ないんでしょうか。
この日最大の収穫は、我が家の店で最大の看板(笑)であったスカパー!のパラボラアンテナとチューナーのセットに、ようやく引き取り手が見つかったこと。アンテナを自分で取り付けて、事業者と契約を結ばなければならないことをちゃんと説明して、「ダメでもともと、やってみようか」ということで買ってもらえました。ただし、値札は当初の1,000円の半額の500円。「ダメもと」に払える金額としては、こんなところなのでしょうか。まあ、引き取っていただけただけでも良し!としましょう。
この「看板セット」に限らず、この日はいつも以上に値切られたのが印象に残りました。客として来る皆さんにとっては、値切ることもフリマの楽しみ方の一つではあると思いますが、それにしても「安くしてくれるのが当たり前」というような態度で来られると、正直なところちょっと気分が悪いですね。売る側としても、そんなに無茶な高値を付けているわけではないのですが、こういう人たちがいることを考慮すると、ちょっと「吹っかけて」おかざるを得なくなります。
ただ、不思議だったのは、売り上げた金額自体は2割も下がっていなかったこと。半額以下に割り引いた品物も結構あったはずなんですけどね。その分、数がたくさん出ていたのでしょうか。やっぱり、子供服の売り上げはかなり多かったようです。
さて、実は今回の本題(?)はここから。私たちがフリマで店番をしていたところ、各店を覗いてはチラシらしきものを配っている人を見かけました。ついつい受け取ってしまったそれは、自由民主党の広報チラシ。何でも「片山さつき特集号」だそうで、元衆議院議員・片山さつき氏の写真が、ドーンとでっかく(笑)掲載されています。
彼女が2005年の衆議院議員選挙で静岡7区にやって来たときには全国的に注目を集めましたが、その頃からどうも彼女は好きではありませんでした。もっとも、これはあまりに選挙をショー化しようとした当時の戦略に嫌気がさした面もあったと思うんですけどね。4年後に落選した後は、テレビのバラエティー番組にまで出て食いつないでいる彼女ですが、…やっぱり私はちょっと苦手なタイプです。
ちょうど鳩山首相が辞めた後のこんなご時世ですし、選挙前に宣伝に回っているのは当然なんですが、それでも何だか店を邪魔されたような気になって、「紙飛行機にでもして飛ばしてやろうか」と言いながら、脇に置いておきました。
そしてまた店先を見てみると、何だか様子がおかしいのに気がつきました。妙なオーラが流れています。その出所を探して目をやると、派手なショッキングピンクのたすきを掛けた女性がひとり。あの姿は、以前テレビやポスターで見たことがあります。それどころか、ついさっきこのチラシに…まさに片山さつきその人です。彼女はそれぞれの店に立ち寄って声をかけていました。それも、一言だけではなく結構話し込んでいたりして、なかなか熱心です。
それでも、彼女は私たちの店には寄っていきませんでした。「紙飛行機」発言を何処かで聞かれて、気分を害されてしまったんでしょうか?。お話ができず、ちょっと残念でした。
5年前の彼女は,自他共に認めるよそ者だったと思うんですが、落選した去年以降も浜松でちゃんと頑張っているようです。選挙区が少なくとも都道府県単位、比例区なら全国が対象なので、彼女にとって浜松にかじりつかなくてはならない理由はないような気がするんですが、それでもデビューの地である浜松は大切に思っていてくれるのでしょうか。ちょっと彼女に対する見方が変わったかも。もっとも、好き嫌いとか、選挙で誰に投票するとかはまた別の話ですが。
それにしても、通っていくだけで空気が変わってしまう…というのは、やはり凡人とはひと味違います。暦は水無月となりましたが、この日の宮竹近辺は何とも派手な「さつき」晴れ、でした。
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