プロ野球・中日ドラゴンズの山本昌投手が、昨日・7日の対阪神タイガース戦で先発し、6回1失点の投球で勝ち投手になりました。これで、1988年から23シーズン連続で勝利を挙げたことになり、工藤公康投手が4球団を渡り歩いて作ったプロ野球記録に並びました。
山本投手の作った記録は、ドラゴンズ一筋27年目で達成されたもの。選手の流動化が進んだ現在では、これだけの期間同じチームに所属し続けること自体が容易ではありません。一方で、各チームで優勝請負人として期待され続けた工藤投手の記録も大変なものです。それぞれに違った価値があります。
山本投手は、昨シーズンに続いて今年もここまで2軍暮らしが続いていました。もうすぐ45歳になる大ベテラン。ドラゴンズでは若手投手が台頭するようになり、彼自身は今年が2年契約の2年目ということもあり、このまま引退になるのかも?と思っていましたが、どっこい、まだまだオヤジは生きてます。この勝利で来季以降の首がつながったとはとても思えませんが、意地を見せ続けてくれることには期待したくなります。
既に連続シーズン勝利の記録更新は途切れているものの、工藤投手は今季延べ5球団目で最初の所属球団でもある西武ライオンズで1軍登板を果たし、実働29年目(1軍戦に出場することで「実働」となるのだそうです)というとんでもない記録を継続中です。こちらも、果たして来季があるのかどうかはわかりませんが、ここまで来たらとことん現役にこだわり続けて欲しいものです。
昨日は、Jリーグ・横浜FCの三浦知良選手が43歳5ヶ月でのJ史上最年長ゴールを挙げた…というニュースも入ってきています。楽天イーグルスの山崎武司選手も、オールスターゲームで2本のホームランを放つなど、相変わらずの存在感を見せつけています。いやはや、元気なオヤジたちです。もちろん持って生まれた素質もあるのでしょうけど、徹底的な自己管理…というより、それを続けられる強靱な精神が大事なのだと思います。
昨日からは、甲子園球場で夏の高校野球も始まっています。開会式で行進した高校球児の中に、本当に親子ほども違う彼らの歳まで野球を続けられる選手はどのくらいいるのでしょうか?…そんなことを思ったりもします。
私自身は彼らの年齢までは達していないものの、そう離れているわけでもありません。自分で勝手に老け込まないように気をつけたいですね。
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