今季、3人の選手が200安打を超えていた日本プロ野球。リーグ戦終了時の結果は、本数が多い順に214本、209本、206本となりました。
阪神タイガースのマット・マートン選手は、あのイチロー選手が1994年に作ったプロ野球記録・210本を塗り替えて、4本を上積みしました。チームが最後まで激しく順位争いをする中、チームの勝利のために打ち続けました。イチロー選手は、自らの記録に並ばれたとき、日本1年目でメジャーリーグでは無名だった選手の快挙に、「ちょっとこう、衝撃ですよね」「やっぱアメリカ、なめちゃいけないな」と、思っていたよりは素直に(笑)評価していましたね。
そのイチロー選手に「青木は何やってんだ、青木は」と発破をかけられていた、東京ヤクルトスワローズの青木宣親選手は、昨日最終戦を終えて、結局209安打。210安打にはあと1本及びませんでした。チームに既に目標がなくなっていた終盤で、「首位打者のタイトルを優先させる」とのことで1試合休んでしまったんですよね。結果的に彼は首位打者を獲得。球団史上最高打率を記録しました。いろいろ考え方はあるのでしょうけど、イチロー超えのチャンスを逃してしまった点では、これはちょっと残念でした。
千葉ロッテマリーンズの西岡剛選手は、206安打でシーズンを終えました。パ・リーグではイチロー選手以来の200本超えで、シーズンの猛打賞(1試合で3安打以上)27回は「イチロー超え」の新記録でした。彼は.346で首位打者も獲得。首位打者と安打数、どちらの方が価値があるのかはなかなか難しいんですが、チームに貢献できていれば、どちらにも価値がある…ということだと思っています。マリーンズはクライマックスシリーズのファーストステージで連勝し、ファイナルステージに進出。勢いの付いたチームがどこまで行けるのか、注目しています。
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