先月にIntel社から発表された次世代のPC用プラットフォームなんですが、その屋台骨を支える6シリーズのチップセットに不具合が見つかり、現在出荷停止中です。不具合の修正を行ったチップセットは既に生産が始まっていて、今月下旬以降にはまた出てくることになっているそうですが、各メーカーが華々しく発表した新製品は全て発売時期が「未定」となり、パーツショップの店頭では、せっかく登場したばかりの期待の新マザーボードがごっそり撤去されました。業界としては、見事に出鼻をくじかれてしまった形になっています。
こうしたパソコン用半導体の不具合による出荷停止は、以前から結構頻繁に起こっています。億オーダーのトランジスタを集積し、配線幅が原子数個分というレベルまで来ている超精密機器ですから、全くトラブルがない…というのは不可能に近いと思います。
ですから、大事なのは不具合が見つかったときの対応。出荷済みの該当商品については、これから交換が始まるはずです。メーカー製PCの場合はメーカーに文句を言えば済みますが、自作用パーツの場合は少々面倒になりそうです。まあ、それも自作の抱えるリスクと自己責任の一端ではあるのでしょうけどね。
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