2月ももうすぐ終わりです。ここ数日はすっかり気温も高くなり、もうすぐ本格的な春の到来なのかな?と期待させます。テレビでは、一足早い春の話題として河津桜が取り上げられているのをよく見かけます。去年までは下田に住んでいた身としては、非常に身近な存在であったわけで、やっぱり懐かしいですね。
…と、それはともかく、今週の我が家にはとんでもない招かれざる客がやって来てしまいました。それはインフルエンザ。現在我が家で猛威をふるっています。今週後半の私のツイートはほとんどこれで埋め尽くされていましたから、ほとんど紹介済み…という話もありますけどね。
最初に私のツイートにインフルエンザの文言が出てきたのは、木曜日・24日のことでした。妻の紫緒が体調の変化を訴えたんです。
妻が昨夜から熱を出してしまい、咳も出ているようです。インフルエンザでなければ良いのですが…。(2月24日)
最初から嫌な予感はしていたんです。普通の風邪とはちょっとパターンが違いました。急激に、39度前後からそれ以上の高熱が出て、それがなかなか下がらないのがインフルエンザの特徴の一つです。その日は熱冷ましを飲んで寝たんですが、翌日になっても良くなりません。仕方がないので、私はこの日は仕事を休み、彼女を病院に連れて行きました。
悪い予感は的中。紫緒は病院で「A型陽性」の診断とタミフルをもらって帰ってきました。「インフルエンザの薬」としてすっかり有名になったタミフルですが、インフルエンザウイルスを殺すのではなく、他の細胞への拡散を抑える薬なのだそうです。ですから、ウイルスが多くの細胞に広がる前の、なるべく早期に服用すること、ひいては早期の診断が重要になります。場合によっては、診断が確定する前に予防的に薬を処方することもあるのだそうです。
インフルエンザといえば、やっぱり一番怖いのは家族への感染。娘は、このときはまだ元気に家の中で遊んでいました。しかし、私の方は何だか頭と喉が痛い気がしてきました。この後の展開を考えて頭痛がしてきたのか、花粉症の影響なのか、それとも単なる「病は気から」なのか。
次に異変が起きたのは金曜日・25日の晩。今度は娘が38度以上の熱を出してしまったんです。まだかかりつけの病院は空いている時間だったんですが、インフルエンザを想定すると、発熱直後では検査での判定が難しい…という話もあったので、翌27日の朝イチで連れて行くことにしました。紫緒は、症状はずいぶん落ち着いていたんですが「日曜日までは外出禁止」になってしまいましたから、私が娘を連れて出かけます。
翌朝には熱冷ましの効果もあってか熱が下がり、インフルエンザらしくないな…とも思っていたところだったんですが、それでも一応診てもらうことにしました。娘を病院に連れて行ってみると、土曜日なだけに待合は大混雑。予約だけ済ませて、朝11時に出直すことになりました。この日は、待合室で待つのではなく車の中で診察順を待つことになりました。自分の番が来るとケータイで呼んでもらう仕組みになっています。他の患者さんに感染させては大変ですからね。
普通に聴診、そして喉の奥を覗いた後に、インフルエンザ検査の検体をとることになりました。鼻の奥の粘膜から鼻水を採取します。…とこう言えば簡単そうなんですが、実際にされる患者さんの立場に立ったら、その不快感は半端ではありません。もちろん、娘も嫌がって、手足をバタバタさせて抵抗。私と病院の先生、看護師さんの3人がかりで押さえ込んで、何とか検体を採取できました。
15分ほど待つと結果は出てきます。検査結果は陰性で、とりあえずはホッと一息、となりました。しかし、先生からは「この後も熱が下がらなかったら、インフルエンザの話をして夜間診療所か休日の当直医に診せてください」と言われました。まだ全然油断はできません。
再度熱冷ましの座薬を入れて、その場では熱が下がった娘でしたが、薬が切れるとまた体温が上昇。今日・27日に、今度は休日の当直で営業している医院に電話して、娘を連れて行きました。先生にこれまでの経緯を説明して、一通り診察すると、「あえてウイルス検査することもないくらい怪しいねぇ」という診断が。それでも、一応再度インフルエンザの検査をしてみることにしました。
前日に引き続き3人がかりで押さえつけ、娘を泣き叫ばせることになってしまいましたが、結果は今度ははっきりと「A型陽性」。娘も、タミフルの粉薬をもらって帰ってきました。娘は、結果を待っている10分少々の間、私にしがみついて泣き続けていました。こう毎日毎日、発熱で苦しい上に、ひどいことばかりされ続けたら泣きたくなるのは当たり前。それでも娘からしたら、他に頼る人はいませんし、「パパ、きらい」という訳にはいきません。私も、抱きしめてやるしかありません。
夕食にはまともにご飯が食べられず、何とかプリンを食べてもらった後に、薬を飲ませます。娘は薬を飲むのが非常に苦手で、今回も泣き叫んで、口をつぐんで抵抗しましたが、水に溶いた薬を何とか流し込みました。わずかな水で練って団子状にして入れる方法もあります。まだ薬の大切さを説明してわかってもらい、我慢させるなんてことはできませんからね。今回に限らず、当分は大変な作業が続きそうです。薬を飲む必要がないのが一番なんですが。
インフルエンザの猛威はあっという間に家族2人を飲み込んで、発症していないのは私だけになりました。しかし、こうなると私が発症せずに済むのは至難の業。まだ潜伏期間…と考えた方が自然かも知れません。まるで時限爆弾です。戦々恐々としながら過ごしています。
それでも、私も紫緒も部屋の中で一日中マスクを付けたままでいたり、、普段は大皿盛りの食事も小分けにしたり、布団をリビングに運んで寝場所を分けたり…と、できる限りの抵抗はしています。どこまで踏ん張れるのか、ここ数日がポイントになりそうです。
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