Intel社製の次世代プラットフォーム用チップセットの不具合が元で、各社の2011年春モデルのパソコンが発売延期を余儀なくされていました。そんな中で、パナソニックも既に発表していたレッツノートの各機種について発売の延期を発表していましたが、このたび新しい発売日が発表されました。
CF-S10、CF-N10の個人向け店頭モデルは、当初の予定だった2月10日から約2週間延期され、来週末の2月26日に巷に登場するようです。そして、マイレッツ倶楽部での直販モデルも同日からの登場となり、こちらは結果的に当初の予定通りということになります。
今回出荷停止となっていたIntel 6シリーズのチップセットでは、全6ポートのSATAポートのうち、3Gbps対応の4ポートが時間経過とともに劣化する不具合があったのだとか。6Gbps対応の2つのSATAポートだけしか使わないのなら、品質面では問題がないのだそうです。レッツノートシリーズの場合、もともと6Gbps対応ポートしか使わない設計になっていたので、不具合を抱えたチップセットのままでも問題なく製品が作れ、このため早期の出荷開始が可能となっています。
CF-S10のように、2系統のSATAデバイス(ハードディスクやSSDと光ディスク)を搭載する場合、Intel社の推奨設計では片方を6Gbps対応ポートに、もう片方を3Gbps対応ポートにつなぐこととされているそうですが、レッツノートでは消費電力を低減させるために3Gbps対応ポートの回路を完全に切り、両方とも6Gbps対応ポートに接続しているそうです。レッツノートの看板の一つである長時間駆動への執念が、今回は幸運にもプラスに作用したようですね。
さて、これで無事発売日が決まったレッツノートなんですが、私がこれを買うのかどうかは全く不透明です。そもそも予算が全然確保できていないわけですが、それ以前の問題として、そもそもレッツノートが私にとっての最良の選択なのかどうか、自信が持てなくなってきました。このあたりについては、またお話しする機会がありそうです。
コメントを残す