F-03Bを修理するためにドコモショップに持っていったときに、他の電話機もいろいろ見てきました。さすがはドコモショップ、現行のほとんどの機種で実働デモ機が展示されています。やっぱり、私が気になるのはスマートフォン。今月販売が開始されたばかりのMEDIAS(N-04C)やXperia arc(SO-01C)もデモ機が用意されていました。
どちらも、動作は十分に機敏ですし、何より軽くて薄いのが魅力です。昨年登場したGALAXY Sも、その高いパフォーマンスだけでなく小型・軽量である点がアピールポイントでしたが、今春の2機種のインパクトはそれ以上です。しかも、MEDIASもXperia arcも、いかにも「アンチiPhone」なデザインコンセプトが素晴らしい。それぞれに、薄さを強調するべく違った切り口で自己主張しています。もっとも、大画面のタッチパネルを指で触れて操作する…というスタイル自体は、どう言い訳してもiPhoneから借りてきたものと言わざるを得ませんが。
目下のところ気になるのは、夏には登場するとみられる両機種のバリエーションモデル。Xperia arcにはワンセグやおサイフケータイなどの「ガラケー仕様」が追加されることになっていますし、MEDIASには防水仕様モデルが追加され、今回登場したN-04CでもAndroid 2.3へのOSバージョンアップが予告されています。「防水MEDIAS」がG-SHOCKのようなアウトドア志向を強力に打ち出したものになるのか、それともスリムで軽量なデザインを残したまま防水にするのか…にも注目です。場合によっては、夏の時点ではちょっと値段がこなれて来るであろうN-04Cをそこで選ぶのもアリ、です。
せっかく店まで出掛けたので、特にスマートフォンへの機種変更で気になっていたことをいくつか聞いてみました。10年以上iモードの文化で積み重ねられた様々なサービスの中には、まだスマートフォンでは対応できていないものがたくさんあります。それでも、昨年後半あたりから急ピッチで整備が進められているようです。
私にとって、恐らく最大の問題になりそうなのが、「1台で2番号」を実現する2in1やマルチナンバーのサービスが利用できる機種が、スマートフォンの中には現時点ではひとつもないこと。特に2in1はかなり独自性の強いサービスなので、グローバル仕様で作られるスマートフォンに取り入れるのは大変なのかも知れません。
しかし、1台で2番号を受けられないとなると、仕事用に音声通話専用のケータイをもう一台持つか、スマートフォンはデータ通信専用にして音声は2番号ともケータイで受けるか…いずれにしても2台持ちを余儀なくされます。これでは、いくら薄型・軽量のスマートフォンに乗り換えても、全然スマートになりません。
ただ、後者の場合は、せっかく追加で持ち歩くのならもう少し大画面のタブレットやモバイルPCの方がベターな気がします。月々の維持費も考えると、現状では前者のパターンが良さそうですが、もうしばらくは様子を見ましょう。実際に乗り換えるとしても、まだ先のことですし。
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