この週末は、久々に遠出をしました。行き先は神戸を中心に関西方面。神戸は「プレ新婚旅行」以来4年半ぶりの訪問…ということになります。「プレ」とは言ったものの、その後諸般の事情でまだ新婚旅行には行けず、気がつけば新婚とは呼べなくなりそうな状況になりつつあります。それでも、いつかは「新婚」旅行には行きたいものです。行くまでは新婚?という話もあるような、ないような(笑)。
…というのはともかく、もともと、この週末に出かけることになったのは、土曜日・14日に行われた学生時代の友人の結婚式に招待されたのが最初の動機でした。会場は兵庫県姫路市。午前中からの式でも、新幹線を乗り継げば当日の早朝出発でギリギリ間に合うかな…と思い、日帰りでとんぼ返りするつもりでした。
ところが、これを聞いた妻が、「ひとりで行くなんてズルイ」と一言。確かに、神戸が大好きな妻にとって、同じ兵庫県内にダンナがひとりで抜け駆けするのは許せるはずがありません。姫路は神戸からはかなり離れているんですけどね(苦笑)。結局、今回は娘も連れて3人で、13~15日の2泊3日の行程で行くことになりました。娘にとっては、これが神戸デビューということになります。
ひとりで行くのなら交通機関はもちろん新幹線ですが、3人で行くとなれば、自家用車以外に選択肢はありません。何しろ、交通費が段違いですからね。週末の「高速1,000円乗り放題」が使えなくても、新幹線1人分の運賃とほぼ同額で何人でも運べます。この「高速1,000円乗り放題」、予算を東日本大震災の復興に回すとかで、来月中には中止されるそうですね。おそらく、今回の日曜日の帰り道が最後の利用になります。
車で関西まで出掛けたのは、考えてみると「Panorama・瀬戸大橋」写真を撮ったとき以来ですから、ずいぶん久しぶりです。あの頃からの最大の変化は、新名神高速道路が一部開通したこと。どう見ても遠回りしているようにしか見えない(旧)名神高速や、無法地帯の一般道路・名阪国道を通らなくても、より快適に、かつ短時間で移動できるようになりました。
金曜日・13日の午後3時半頃に浜松を出発して、神戸の宿に到着したのは8時過ぎ。途中のサービスエリアで夕食をとったことを考えれば、実質的には3時間半くらいで走ったことになります。名神高速の時代なら、同じペースで走って3時間半で京都まで行けたかどうか。実感できるくらいの時間短縮になっています。
2泊3日とはいえ、2日目の私は結婚式への出席で1日を過ごすことになります。となると、動けるのは1日目と3日目。到着した晩も、早速出掛けることにしました。目的地は、摩耶山掬星台(まやさんきくせいだい)。日本三大夜景のひとつとも言われる神戸の夜景を、最も堪能できる場所のひとつです。
摩耶山のほぼてっぺんにある掬星台に行くためには、急カーブの連続する道を登っていかなくてはなりません。長距離ドライブの後にさらに集中力を持続させるのは結構大変なんですが、それでもやっぱり景色を見てみたかったので、ここはもうひとがんばり!となりました。
折からの黄砂の影響か、遠方は少々霞んではいましたが、「1,000万ドルの夜景」などとも形容される、華やかな夜景の雰囲気は十分楽しめました。私のカメラ・α55には、高速で6連写した画像をその場で画像処理して重ね合わせ、暗い夜景を手持ち撮影で何とか撮影してしまう「手持ち夜景」というモードがあります。今回は、三脚は使わずこの機能でカメラの力業に頼ることにしました。結果は思っていたよりはずいぶん良好。見られる写真は撮れました。
摩耶山掬星台(手持ち夜景モード ; 4912×3264 pixels, 5.21MB)
カメラをパンして撮影する「スイングパノラマ」でも撮影は一応できましたが、かなり画像が暗くなってしまい、後から画像処理をしても見栄えはあまり良くなりません。さすがに、肉眼ではかなり明るく見えるとは言え、夜景の光量ではこの機能での撮影には少々暗すぎたようです。
14日は、私はJR三ノ宮駅から姫路駅まで約40分間、新快速に揺られて結婚式場に向かいました。こうしてめでたいお祝いの場に自分も参加させていただけるのは、とても嬉しいことです。学生時代の友人も何人か集まり、披露宴は楽しいひとときになりました。
私が出掛けている間、妻と娘は北野の異人館街を散策したのだそうです。いつもだとすぐに疲れてしまい「パパ抱っこ、ママ抱っこ」となる娘なんですが、この日はあの坂道だらけの北野をほとんど自分で歩き通したのだとか。こんなところにも母親のDNAを受け継いでいるのでしょうか。家族の健康と活力維持のためには、神戸移住も考えた方が良いのかも知れませんね(笑)。
15日は、午前中に神戸ポートタワーに足を運びました。側までは何度か行ったことがあるポートタワーなんですが、考えてみると登ったのは今回が初めてです。展望階から周囲をぐるりと見回して神戸港の景色を楽しむのも確かに良いのですが、やっぱりポートタワーは優美な曲線を描く外観を見て楽しむ方が面白いような気がします。夜にはライトアップもされますしね。
土産物の買い物を済ませた後は、帰り道の途中に京都に立ち寄りました。実は5月15日は京都三大祭りのひとつで最も古い歴史を持つ葵祭の日だったんですが、私の目的はこれとは全く無関係。天下一品のこってりラーメンを総本店で食べたかったんです。学生時代からの懐かしい味です。浜松の店で食べているものは、確かによく似ているんですが本家本元とはちょっと違うような気がします。
ちなみに、葵祭の方は、こってりした昼食後に下鴨神社に車を走らせてはみたものの、あまりの人の多さと駐車の困難さに、行列見物は早々に断念。浜松に帰ることにしました。
帰りは、1,000円効果もあってか随所で渋滞も見られたものの、それでも日が暮れてしまう前には自宅にたどり着くことができました。やっぱり、関西は以前よりも近くなった気がします。これからも、ときどき足を運びたいですね。
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